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レースリポート

(C)BOATRACE 岩崎芳美

丸亀レディースチャンピオン ベテラン岩崎芳美は最後まであきらめない

2022.08.05

丸亀のプレミアムG1第36回レディースチャンピオンはいよいよ5日が予選最終日。勝負は佳境に入っている。
3日目終了時点での得点率上位は次のとおりだ。

(C)BOATRACE

この上位陣の中で奮闘ぶりが光るのが松尾夏海【写真下】である。
フライング2本持ちながら成績は1・5・1・2着。平均スタートタイミングはコンマ17である。

(C)BOATRACE 松尾夏海

「スタートに集中して全速で行けました。ターン回りの体感はあまりよくなかった…」と語ったのは2日目7Rの勝利後。
「モーター自体はいいと思いますが、乗り心地をもっとよくしたいです」と課題を口にしていたが、3日目を終え「乗り心地もよくなってきました」とシリーズ終盤への見通しは明るい。
きょうは3R4号艇と7R3号艇の中枠2走。センター戦が得意なだけに十分期待できる。

(C)BOATRACE 岩崎芳美

一方、下位からのジャンプアップを狙うひとりが岩崎芳美【冒頭とすぐ上の写真】。
7R5号艇と11R6号艇の2走で16点が必要となっている。2着2本あるいは1着&3着が条件だ。

「前に押す感じはよくなっている」と良化傾向にはあるが、課題は展示タイム。「もうすこし良くしたい」という。中間速からの加速力に物足りなさがあるのだ。

これまでの4走の展示タイム順は次のとおり。これを踏まえて予想するのも一興だろう。

1走目(初日)   4番目
2走目(2日目前半)4番目タイ
3走目(2日目後半)6番目
4走目(3日目)  6番目

経験と年齢を重ね、なお若々しい岩崎芳美は、笑顔そのままにさわやか。人柄が表情に表れている。そして、絶対にあきらめることがないレーサーだ。

その背景には、「ファンの皆さんが期待してくれるレースがしたい」という志向がある。
ファンのためにこそがんばるのだ。音を上げるわけにはいかないという思いである。

レーサー樫葉次郎と結婚し徳島支部所属となって久しいが、出身は火の国・熊本。熱きハートにはいつも火がついている。

(C)BOATRACE

そんな熱戦の模様をきょうもYouTubeで堪能できる。配信開始は18時予定だ。
ぜひ一緒にヒートアップしたいものだ。

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