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レースリポート

(C)BOATRACE

「ひるんでるヒマはない!」土屋南

2022.01.15

「同じ着なら挑戦してみたいと思いました。スタートは全速です」。

ボートレース児島はきょう15日が5日目。終盤に準優勝戦が行われたが、その最初の10Rでドラマは起きた。
5号艇の土屋南【写真2枚とも】がチルト3度でスタート展示に登場したのだ。
前半5Rのチルトは0度。インから逃げたにもかかわらず大幅な取り付け変更を選択したのだ。

10Rまでで調整や試運転に使えるのはせいぜい1時間半程度。プロペラ調整室からは土屋南が振るうハンマーの音が響いていた。
それでもやり切ることはできなかったようで、「途中でした」とレース後、語っている。
つまり、失敗覚悟のチャレンジだったのである。

はじめ6コースを考えていたが、他艇との兼ね合いで5コースとなった土屋南はスタート展示でコンマ15の大幅なフライングを切ってしまう。
「風とかいろいろ考えるとタイミングを合わせるのが難しい」状況だったが、本番はがむしゃらに走った。コンマ04のトップスタートで抜け出しまくり切ったのである。

「ひるんでいるヒマはない」とはその時の心境。正真正銘の勝負駆けであった。

(C)BOATRACE

優勝戦は3号艇となったが、「正直いろいろ考えています。一晩よく考えます」と調整面やコース取りについて即答を避けた土屋南…。しかし、迷っている感じはなかった。
いったん決めたらまっすぐ進もうとしているのは間違いない。
最終日の試運転やスタート展示に注目である。

(C)BOATRACE

夫の佐藤翼が児島周年記念を制したのが10月半ば。その直後、産休から復帰し今シリーズで3節目の土屋南が乾坤一擲(けんこんいってき)の勝負に出る。
そういえば5日目、「私には失うものはない」とインタビューを締めくくっている。自身2回目のV、そして地元初Vがかかるとて、ひるむことはないだろう。

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