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津ヴィーナスは深川麻奈美が約1年ぶりの優勝で通算5V 女子賞金34位に浮上

2025.06.12

 ボートレース津の「ヴィーナスシリーズ第6戦 BOATBoyカップ」(6月7日~12日開催)が終了した。12日の優勝戦は1号艇の深川麻奈美(熊本出身・福岡支部38歳)【写真2枚】が快勝。1コースからコンマ18のトップタイスタートで逃げ切った。2着には4号艇の井上遥妃(徳島出身・徳島支部)、3着には5号艇の前原哉(岡山出身・岡山支部)が入り、3連単1-4-5で4680円の16番人気となっている。

 勝った深川は昨年6月の福岡オールレディース以来となる約1年ぶりの優勝で通算5V。津では2回目の優出で当地初Vとなった。勝ち上がりのピットでは「きょうはゆっくり寝られます(笑い)。向かい風(3メートル)なので、しっかり踏み込もうと思って旋回しました。大好きな津で優勝できて本当にうれしいです」と語っていた。

【深川麻奈美 優勝歴】
2017年12月 若松男女ダブル戦
2020年8月 尼崎オールレディース
2023年12月 丸亀一般戦
2024年6月 福岡オールレディース
2025年6月 津ヴィーナスシリーズ

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 今節の深川は1・2・1・1・4・1・2・2・1・1着。前節の唐津一般戦で約10カ月ぶりの優出(※今年3月の若松一般戦は優勝戦4号艇で出場予定も中止打ち切りのため記録上は優出扱いにならず)を果たし、リズム良く津に乗り込んできた深川は、2日目ドリーム戦で4コース抜きの1着を奪うなどシリーズ序盤から軽快な走りを披露。手にしたモーター38号機は今節使用46基中44位の低勝率機だったが、好パワーに仕上げて予選をトップ通過。そして準優で1コース逃げを決めてポールポジションを獲得すると、優勝戦も1コースから危なげなく逃げ切って快勝。節間6勝の活躍で頂点に立った。

 近況の深川の走りで光るのはなんといっても1コース戦だ。今節4回あった1号艇でいずれも逃げを決めるなど、近況1コースは8連勝中。これは深川にとって2020年8~9月と2024年10~12月に記録したのに並ぶ自己ベストタイの数字だ。今年1~3月は1コースで14戦5勝の1着率36%と苦戦していたが、4月以降は1コースで9戦8勝の1着率89%とリズム急上昇。深川本来の走りを一気に取り戻してきた。

 深川はこの優勝で賞金99万円を獲得し、今年の女子賞金ランキングは34位まで上昇。レディースチャレンジカップの出場ボーダーまで約199万円差まで縮めてきた。そして好調ムードで迎える次節は6月19日からの若松オールレディース。2節連続Vと地元Vをめざす戦いに注目したい。

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