野田なづきが地元では初の準優出　3号艇でデビュー初優出めざす　唐津

　ボートレース唐津(モーニングレース)のヴィーナスシリーズ（2月14日～19日開催）は17日、4日目が終わって予選ラウンドが終了。18日に行われる準優勝戦のメンバーが決まった。

＜唐津 5日目 10R 準優勝戦＞
1号艇　中里　優子（埼玉）通算82優出7V
2号艇　蜂須　瑞生（群馬）通算 6優出1V
3号艇　中川　りな（福岡）通算15優出2V
4号艇　後藤　美翼（東京）通算11優出2V
5号艇　松本　　怜（福岡）通算 1優出0V
6号艇　細川　裕子（愛知）通算127優出13V
※()内は支部

　準優10Rは3号艇の中川りな(福岡30歳)【写真下】に注目したい。中川は2022年9月から長期欠場に入っていたが、前節の丸亀一般戦で約1年4カ月ぶりにカムバック。今節が復帰2節目で、2･4･2･1･2･5着の好走で予選9位に入って準優出を果たした。

　中川が今節手にしたモーター37号機は2連対率こそ37位だが、最近5節で3優出をマークしている注目機。中川はここまで6走で展示1番時計5本と快速パワーに仕上げてきた。準優3号艇でどんな攻めを見せるのか楽しみなところ。2022年1月の多摩川オールレディース(4着)以来となる約2年1カ月ぶりの優出を狙う。

＜唐津 5日目 11R 準優勝戦＞
1号艇　向井　美鈴（山口）通算109優出9V
2号艇　山崎小葉音（群馬）通算 1優出0V
3号艇　野田なづき（佐賀）通算 0優出0V
4号艇　古賀　千晶（兵庫）通算11優出0V
5号艇　笠野友紀恵（愛知）通算 7優出0V
6号艇　喜多那由夏（静岡）通算 2優出0V

　準優11Rは優勝歴のない選手が5人も入る組み合わせとなった。なかでも注目が集まるのは3号艇、地元の野田なづき(佐賀23歳)【冒頭の写真】だろう。デビュー初優出へ挑戦する。

　今節の野田は2･2･2･3･3･3･5着。白星こそないものの連絡み6本と粘りの走りを見せ、予選8位に入って自身7回目の準優出を果たした。地元唐津ではこれが初準優出だ。過去6回の準優はいずれも5、6号艇でアウトから戦っていたため、今回が初の"準優スロー戦"となりそう。地元ファンの前で優出切符をつかみたい。


＜唐津 5日目 12R 準優勝戦＞
1号艇　赤井　　睦（徳島）通算 3優出0V
2号艇　樋口由加里（岡山）通算60優出5V
3号艇　西澤日花里（長崎）通算 1優出0V
4号艇　山下　夏鈴（三重）通算 1優出1V
5号艇　水野　望美（愛知）通算32優出2V
6号艇　若狭奈美子（岡山）通算15優出1V

　準優12Rの1号艇は赤井睦だ。予選を1･2･1･2･3･1･2着のオール3連対でトップ通過。デビュー初Vへ機運が高まってきた。まずは準優をきっちり勝ち切り、通算4回目の優出と自身初の優勝戦1号艇を手にしたいところだ。

　展開のカギを握るのは4号艇の山下夏鈴か。今節ここまで7走で展示1番時計4本とさすがの快速ぶり。準優4号艇となっただけに得意の速攻を狙ってきそうだ。昨年の唐津オールレディース覇者が勝負どころで底力を見せるのか。