準優は多摩川QCをも狙う藤原菜希と廣中智紗衣の東京勢！ 津レディースチャンピオン

　ボートレース津での「プレミアムG1第37回レディースチャンピオン」（8月1日～6日開催）は4日目が終わって予選ラウンドが終了。5日に行われる準優勝戦のメンバー18人が決まった。

　準優を見るうえで確認しておきたいのが今年の「女子賞金ランキング」だ。レディースチャンピオンは高額賞金のG1レースで、優勝戦の賞金は1着から順に1200万円、440万円、330万円、230万円、190万円、160万円。優出できるか否かで賞金ランキングの順位は大きく変わってくる。年末のクイーンズクライマックス(QC)へ向け、出場権争いの大一番でもあるわけだ。

＜津 5日目 10R 準優勝戦＞
1号艇　平山　智加（香川） 女子賞金17位
2号艇　向井　美鈴（山口） 女子賞金32位
3号艇　樋口由加里（岡山） 女子賞金34位
4号艇　山川美由紀（香川） 女子賞金106位
5号艇　魚谷　香織（福岡） 女子賞金44位
6号艇　宇野　弥生（愛知） 女子賞金19位
　※()内は支部

＜津 5日目 11R 準優勝戦＞
1号艇　渡邉　優美（福岡） 女子賞金13位
2号艇　遠藤　エミ（滋賀） 女子賞金 6位
3号艇　清埜　翔子（埼玉） 女子賞金23位
4号艇　廣中智紗衣（東京） 女子賞金37位
5号艇　日高　逸子（福岡） 女子賞金30位
6号艇　喜井つかさ（岡山） 女子賞金41位

＜津 5日目 12R 準優勝戦＞
1号艇　川野　芽唯（福岡） 女子賞金16位
2号艇　藤原　菜希（東京） 女子賞金29位
3号艇　三浦　永理（静岡） 女子賞金 9位
4号艇　寺田　千恵（岡山） 女子賞金12位
5号艇　小芦るり華（佐賀） 女子賞金14位
6号艇　長嶋　万記（静岡） 女子賞金 1位

　準優メンバーのなかで今年の女子賞金ランキングが最も低いのは山川美由紀。今年の獲得賞金は約853万円で現在106位だ。クイーンズクライマックス出場ボーダーの12位（現在約2004万円）まで約1151万円も差があるが、今節優勝すれば一気にその差を埋めることが可能。まずは優出して大逆転へ夢をつなぎたい。

　またこの準優にかける思いが強いのは、年末に地元多摩川で開催されるクイーンズクライマックス出場をめざす東京支部勢、藤原菜希(37歳)【冒頭の写真】と廣中智紗衣(42歳)【写真下】の2人だろう。

　準優12R2号艇の藤原菜希は女子賞金ランキングが現在29位で、クイーンズクライマックス出場ボーダーまでは約469万円差。今節優勝戦上位に入れば一気に夢が広がってくる状況だ。今節ここまで1･3･6･2･2･2着で予選6位通過とリズム上々。レディースチャンピオン初優出なるか。

　準優11R4号艇の廣中智紗衣は現在女子賞金ランキングが37位で、クイーンズクライマックス出場ボーダーまでは約601万円の大差。さらに今節が終わると30日間のF休みに入るためランクダウンが避けられない苦しい状況だ。今節優出を逃せばクイーンズクライマックス出場もレディースチャレンジカップ出場もかなり厳しくなってくる。まずは2018年桐生大会以来となる2回目のレディースチャンピオン優出を果たしたいところだ。