優勝戦は堀之内紀代子の速攻カギ　長嶋万記がイン迎え撃つ　唐津オールレディース

　モーニングの唐津オールレディース（4月29日～5月4日開催）は5日目が終了。4日に行われる優勝戦のメンバーが決まった。

＜唐津 最終日 12R 優勝戦＞
1号艇　長嶋　　万記（静岡） 今年8優出目4V
2号艇　小芦　るり華（佐賀） 今年6優出目1V
3号艇　堀之内紀代子（岡山） 今年3優出目2V
4号艇　喜井　つかさ（岡山） 今年2優出目1V
5号艇　関野　　　文（大阪） 今年初優出
6号艇　山下　　夏鈴（三重） デビュー初優出
※()内は支部

　レースのカギを握るのは3号艇の堀之内紀代子【冒頭の写真】だろう。優勝戦はチルトを跳ねて伸び型で勝負することを示唆している。

　今節の堀之内はチルト3度を2回しか使っていないが、初日12Rドリーム戦ではチルト3度で5コースから2着、2日目10Rではチルト3度で6コースまくりを決めて1着といずれも上々の走りを披露。優勝戦でも楽しみは十分だろう。1月の鳴門オールレディース(チルト0度で3コースまくり)と3月のここ唐津一般戦(チルト2度で6コースまくり)に続く今年3回目の優勝を狙う。

　迎え撃つ1号艇は長嶋万記【写真上】だ。初日12Rドリーム戦ではインからコンマ03のトップスタートを決め、チルト3度で5コースから攻めてきた堀之内を抑えて1マークを先マイ。イン逃げに成功している。優勝戦でもその再現を狙いたいところだ。

　ちなみに長嶋と堀之内は最近半年間で直接対決が8回あるが、長嶋が7勝1敗と圧倒(先着した方を勝ちとカウント)。多くの選手が堀之内の速攻に苦しめられているなか、長嶋は"堀之内封じ"に成功している。

　また優勝戦はこの2人のほかにも、3日目から6連勝中と絶好調の小芦るり華や、伸び足を武器にデビュー初優出を飾った山下夏鈴など役者がそろっている。見応えある勝負になりそうな大一番だ。