来期B1級降格の水野望美や後藤美翼らが今節復調ムードでV争い　唐津AL

　モーニングの唐津オールレディース（4月29日～5月4日開催）は3日目が終了した。長嶋万記（静岡）が2･1･1･1･1着で予選首位に浮上。予選2位に堀之内紀代子（岡山）、予選3位に小芦るり華（佐賀）がつけている。

　さて4月30日で2023年後期級別審査期間が終了。この期間の成績によって来期（7月～12月）の級別が決まった。この級別は各選手のあっせんや枠番など、すべてに影響してくる。今節出場メンバーで来期に級別の変動がある選手は以下のとおり。

・A2級→A1級昇格　小芦るり華
・B1級→A2級昇格　池田紫乃
・B2級→A2級昇格　関野文
・B2級→B1級昇格　西村歩、下野京香、来田衣織、山下夏鈴、村田佳奈子
・A2級→B1級降格　森岡まき、犬童千秋、水野望美、後藤美翼、間庭菜摘

　小芦るり華はA1級初昇格。池田紫乃は2期ぶりのA2級復帰、関野文は8期ぶりのA2級返り咲きになる。

　来期に降格となってしまう選手は森岡まき、犬童千秋、水野望美(愛知34歳)【冒頭の写真】、後藤美翼(東京33歳)【写真下】、間庭菜摘の5人。いずれもA2級からB1級への降格になる。

　ただ、この選手たちが今節は上々の走りを披露。水野が3･1･2･1･6着で予選9位、後藤が3･4･1･2･2着で予選10位、犬童が2･2･2･4･3着で予選11位と準優進出圏内につけている。森岡は3･3･4･6･1･4着の予選19位で、4日目は8R1号艇で勝負駆けになる。間庭は3日目の転覆が響いて予選27位に後退したが、2日目に3コースまくり差し、3日目に2コース差しを決めるなど舟足は良好だ。

　冬場に調子を落としていた選手が、気温が上がってくるにつれて調子も上がってくるケースは多い。来期B1級降格組の5人に、今節残り3日間も注目しておきたいところだ。