今期好調な川野芽唯が福岡オールレディースで地元V　女子賞金ランキング5位に浮上

　福岡オールレディース（3月7日～12日開催）が終了した。優勝戦は1号艇の川野芽唯（福岡36歳）【写真3枚】が快勝。インからコンマ05の好スタートで逃げ切った。2着には2号艇の渡邉優美（福岡）が入って地元福岡支部のワンツー。3着争いは5号艇の田口節子（岡山）が制し、3連単1-2-5で750円の2番人気決着となっている。

　勝った川野は通算14回目の優勝。2020年12月の芦屋ヴィーナスシリーズ以来、約2年3カ月ぶりの優勝となった。川野はこの優勝で賞金105万円を獲得。今年の女子賞金ランキングは前日14位から一気に5位へ浮上した。

　川野といえば2015年のここ福岡、クイーンズクライマックス覇者。ティアラ戴冠経験者わずか9人のうちの1人だ。2017年にもベスト12入りを果たしてクイーンズクライマックスに出場している。

　しかしそれ以降はなかなか成績が伸びず苦しい時期が続くことに。年間女子賞金ランキングは2018年が21位、2019年が36位、2020年が16位、2021年が28位、2022年が31位だ。ここ2年はレディースチャレンジカップ出場も逃している。

　そんななか迎えた2023年シーズン。川野は前期に勝率6.43で4期ぶりのA1級復帰を果たし、今期は勝率7.30（3月12日時点）と勢いがさらに加速。これまでの自己ベストは2018年前期適用の7.14だが、それを上回るペースで快走している。そして女子賞金ランキング上位にも名乗りを上げてきた。今年の賞金女王戦線は、頂点を知る川野がカギを握る存在となってきそうな気配だ。


【2023年女子賞金ランキング】（3月12日、18時現在）
1位　長嶋　　万記 13,154,000円
2位　渡邉　　優美　9,547,000円 （福岡優勝戦2着）
3位　遠藤　　エミ　8,050,000円
4位　守屋　　美穂　7,926,000円
5位　川野　　芽唯　7,508,000円 （福岡優勝戦1着）
6位　宇野　　弥生　7,502,000円
7位　日高　　逸子　7,419,000円
8位　倉持　　莉々　7,117,000円
9位　堀之内紀代子　7,049,000円
10位 鎌倉　　　涼　6,960,000円
11位 高田　ひかる　6,940,000円
12位 小芦　るり華　6,780,000円
―――クイーンズクライマックス出場ボーダー―――
13位 浜田　亜理沙　6,504,000円
14位 寺田　　千恵　6,474,000円
15位 西橋　　奈未　6,454,000円
16位 細川　　裕子　6,210,000円
17位 中谷　　朋子　6,206,000円
18位 中村　　桃佳　5,935,000円
19位 平山　　智加　5,782,000円
19位 藤原　　菜希　5,782,000円
21位 田口　　節子　5,697,000円 （福岡優勝戦3着）
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54位 犬童　　千秋　3,812,000円 （福岡優勝戦5着）
61位 香川　　素子　3,658,000円 （福岡優勝戦6着）
102位 水口　　由紀 2,759,000円 （福岡優勝戦4着）