まくり不発が続く福岡オールレディース　3日目は藤原菜希らの速攻に期待

　福岡オールレディース（3月7日～12日開催）は2日目が終了した。渡邉優美（福岡）が1･1･1･4着で予選首位を快走。予選2位に川野芽唯（福岡）、予選3位に廣中智紗衣（東京）がつけている。

　さてここまで2日間の全24レースを振り返ると、決まり手の内訳は逃げ15本、差し3本、まくり差し3本、抜き2本、まくり1本という結果に。まくり決着は2日目3Rでの川野芽唯【写真下】の3コースまくりだけ。先日の蒲郡G2レディースオールスターでは節間20本もまくりが決まっていたが、今節はまくり速攻が決まらない展開が続いている。

　この、まくり速攻不発の流れを変える選手は現れるのか。今節出場メンバーのなかでの最近1年間（2022年3月9日～2023年3月8日）のまくり本数ベスト10は以下のとおり。

1位　藤原　菜希（東京） 14本
2位　田口　節子（岡山） 13本
3位　中里　優子（埼玉） 10本
3位　犬童　千秋（福岡） 10本
3位　川野　芽唯（福岡） 10本
6位　渡邉　優美（福岡）　9本
7位　三浦　永理（静岡）　8本
7位　守屋　美穂（岡山）　8本
7位　野田部宏子（福岡）　8本
7位　戸敷　晃美（福岡）　8本
　※()内は支部

　1位は藤原菜希【冒頭の写真】で14本。内訳は2コースで8本、4コースで6本と両方偶数コースだ。3日目は2R5号艇と9R3号艇で2走とも枠番は奇数。久しぶりに奇数コースからまくりを決めるのか注目したい。

　2位は田口節子で13本。3日目は3R5号艇と10R3号艇で登場する。田口は前回の福岡オールレディース（2021年9月）で5コースまくり2本と3コースまくり1本を決めているだけに、5号艇と3号艇の2回走りで、まくり速攻の期待十分だろう。

　3日目前半、4R4号艇の犬童千秋も楽しみだ。1月の徳山オールレディースの準優で4コースまくりを決めて3連単4万円台の高配当を出し、1月の戸田一般戦でも4コースまくりを決めるなど近況速攻力が光っている。