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鳴門G2に続く連続V狙う中村桃佳が1・2着発進 尼崎ヴィーナスシリーズ

2022.12.07

 尼崎ヴィーナスシリーズ(12月7日~12日開催)が開幕した。初日メインカードの12R記者選抜戦は1号艇の平山智加(香川)が快勝。インからコンマ07の好スタートで逃げ切った。2着に2号艇の中村桃佳(香川)、3着に3号艇の高田ひかる(三重)が入り、3連単1-2-3で780円の1番人気決着となっている。

 さて華々しく開幕した尼崎ヴィーナスシリーズだが、2日目の注目カードには12Rを挙げたい。

<尼崎 2日目 12R 予選特選>
1号艇 中村 桃佳(香川) 前期1コース1着率74%
2号艇 池田奈津美(福岡) 前期2コース1着率6%
3号艇 落合 直子(大阪) 前期3コース1着率5%
4号艇 出口舞有子(愛知) 前期4コース1着率0%
5号艇 山川 波乙(三重) 前期5コース1着率6%
6号艇 中田 夕貴(埼玉) 前期6コース1着率6%
※()内は支部

 1号艇で登場するのは29歳の中村桃佳【冒頭の写真】。前節の鳴門G2レディースチャレンジカップに続く2節連続Vをめざして尼崎に乗り込んできた。中村は尼崎を過去8節走って優出ゼロ(準優出3回)と当地相性はいまひとつ。まずは尼崎初優出を狙いたい今節になる。初日は1・2着と上々のスタートを切っただけに、この2日目12Rもきっちり勝ち切ってポイントアップしたい。

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 2号艇には28歳の池田奈津美【写真上】が座る。池田は昨年11月の尼崎男女ダブル戦でデビュー初優出をマーク。そのとき以来となる約1年1カ月ぶりの当地参戦だ。

 近況の池田はその戦いぶりに注目が集まり始めており、外枠時に積極的な前付けを仕掛ける女子には珍しいスタイルに転向。現在4期連続で勝率4点台と伸び悩み気味の近況だが、なんとか現状を打破しようという姿勢が印象的だ。気合の走りを見せる池田に今後注目したい。

 3号艇の落合直子は苦しい展開だ。初日11Rでまさかの転覆を喫し、選手責任失格と不良航法で減点15を背負う痛手。早くも予選突破へ崖っぷちとなった。ちなみに落合の選手責任失格は2019年9月の大村戦以来で約3年3カ月ぶりと非常に珍しい出来事だった。2日目は1R4号艇と12R3号艇の中枠2走。なんとか準優出へ望みをつなぎたい。

 この12Rは4号艇と6号艇には出口舞有子と中田夕貴の117期コンビがいる。中田は10月の平和島戦で6コースまくり差しを決めて3連単11万円台の超高配当を出したばかりだけに侮れない。

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