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大山千広が若松オールレディースで地元V 女子賞金ランキング36位まで挽回

2022.07.30

 ナイターの若松オールレディース(7月24日~29日開催)が終了した。優勝戦は1号艇の大山千広(福岡)【冒頭の写真】が快勝。インから1マークを先マイし、2コースからまくってきた高田ひかる(三重)を退けて逃げ切った。2着には4号艇の渡邉優美(福岡)、3着には3号艇の海野ゆかり(広島)が入り、3連単1-4-3で1460円の6番人気決着となっている。

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 勝った大山は昨年12月の戸田男女ダブル戦以来となる約7カ月ぶりの優勝で待望の今年初V。通算では17回目の優勝となった。地元若松では2020年ヴィーナスシリーズに続く2回目の優勝となっている。

 大山はこの優勝で賞金105万円の大きな上積みに成功。それでも今年の女子賞金ランキングはまだ36位という位置だ。

 今年の大山は1月27日~2月25日に30日間のF休みがあり、復帰した矢先の3月1日にまたフライングを切ってF2となるアクシデント。4月19日~6月17日まで60日間のF休みを強いられた。すなわち今年はもう7カ月ほど経過したが、そのうち半分弱の約3カ月間はF休みで走っていないことになる。賞金ランキングが低いのも無理はない。

 大山の今年の獲得賞金は現在約1255万円。クイーンズクライマックス出場ボーダーまでは約480万円の大差がある。果たしてこれを逆転することはできるのか。

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 逆転への大きなチャンスとなるのは次節、8月2日からの丸亀レディースチャンピオンだ。優勝賞金1100万円がかかる大一番。ここで結果を残せば一気に4年連続4回目のクイーンズクライマックス出場へ視界が開ける。若松オールレディース優勝で勢いに乗った大山が、2019年蒲郡のレディースチャンピオンに続く2回目の女王戴冠を果たすのか注目が集まりそうだ。


【2022年女子賞金ランキング】(7月29日現在)
1位 遠藤 エミ 63,416,000円
2位 平高 奈菜 32,028,000円
3位 守屋 美穂 25,902,000円
4位 田口 節子 25,134,266円
5位 平山 智加 21,403,000円
6位 寺田 千恵 21,344,000円
7位 細川 裕子 20,867,000円
8位 長嶋 万記 20,070,000円
9位 高田ひかる 19,124,500円 (若松優勝戦4着)
10位 中村 桃佳 19,116,000円
11位 日高 逸子 18,532,500円
12位 落合 直子 17,350,000円
―――クイーンズクライマックス出場ボーダー―――
13位 浜田亜理沙 16,723,000円
14位 倉持 莉々 16,509,000円
15位 渡邉 優美 15,916,000円 (若松優勝戦2着)
16位 鎌倉  涼 15,893,000円
17位 金田 幸子 15,599,000円
18位 實森 美祐 15,586,000円
19位 三浦 永理 15,578,000円
20位 清水 沙樹 15,464,000円
21位 海野ゆかり 15,262,000円 (若松優勝戦3着)

36位 大山 千広 12,554,000円 (若松優勝戦1着)
40位 大豆生田蒼 12,195,000円 (若松優勝戦6着)
47位 渡辺 千草 11,347,000円 (若松優勝戦5着)

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