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【PICKUP!G1四国地区選出場 徳島支部レーサー】中止順延で6日がG1初陣の西岡成美

2022.02.05

「地区選手権競走」は毎年2月に実施される。今年はきょう5日開幕予定だった「四国」(鳴門)を皮切りに、「九州」(福岡)、「関東」(桐生)、「東海」(常滑)、「近畿」(びわこ)、「中国」(下関)の順にスタートすることになっていたが、強風のため、「四国地区選手権競走」は中止順延。あす6日(日)初日となり、九州地区選手権と同日程となった。

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“G1レースとしては初のモーニングレース”ということで注目を集めている四国地区には女性実力者が多数。9名が参戦している。他地区とは差が大きい。
関東地区 3名
東海地区 4名
近畿地区 2名
中国地区 6名
九州地区 3名

古くから、強い女子選手の宝庫が四国地区。これまで数々の名レーサーを生み出している。その代表が今回も参戦している山川美由紀だ。いわずと知れた四国地区選手権(1999年鳴門)の覇者である。
そのほか、尼崎周年(2013年)を制している平山智加など、記念レースでも男性相手に互角に戦えるメンバーがそろっている。

そういう意味で女子選手のレースぶりから目が離せないが、6日の第2Rもそのひとつ。年齢も経験値も実績も多彩なメンバーぞろいとあって面白い。

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予想の軸は好枠1号艇の中村桃佳だが、まくり屋の西村美智子がセンターに構えるだけに展開は予断を許さない。
進入が枠なりなら、B1級でG1初参戦の西岡成美【写真2枚とも】にも展開が向く可能性があるからだ。

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デビュー当時、「現役女子大生プロレーサー」として注目された西岡も25歳になった。在学中にレーサーを志望し養成所に合格すると休学、プロデビューすると復学し高知県立大学を卒業している西岡成美。
これまで595走し39勝。優勝はないものの、昨年7月の尼崎と鳴門、さらに11月の大村で優勝戦に進出している。
今期適用勝率は5.33。B1ながら努力する姿勢が高く評価され、2022年の「鳴門フレッシュルーキー」に選ばれている。
スタート力とスピードを武器にした攻めを磨いている最中だが、とりわけ4コースが強いことは覚えておきたい。
もともと、鳴門は高配当が出やすい水面。ダイナミックで意外性ある戦いの起点は女子かもしれない。

ところで、きょう5日の1R本番発走前に中止順延が発表され、選手はすぐに帰宿したわけではない。一定時間、整備点検が許されモーターと向き合っていた。とりわけ、初日前半レースのメンバーにとっては貴重な時間だったといえる。
気持ちの上でも仕切り直しをした四国の精鋭たちが、鳴門の水面に姿を現す第1Rスタート展示予定時刻は8時38分、1R発売締切予定時刻は8時59分、本番レースは9時発走の予定だ。

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