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センス光る128期ルーキー・大久保佑香 9月2日が20歳の誕生日 三国

2021.09.02

 三国オールレディース(8月31日~9月5日開催)は2日目が終了した。12Rの「女神ドリーム」は1号艇の遠藤エミ(滋賀)【写真下】がイン逃げで快勝。2着に2号艇の田口節子(岡山)、3着に4号艇の大瀧明日香(愛知)が入り、3連単1-2-4で660円の1番人気決着となった。遠藤はこれで4・1・1・1着として予選首位に浮上している。

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 さてシリーズ3日目は9月2日。三国オールレディース出場メンバーのなかにはこの日を特別な思いで迎える選手がいる。大久保佑香(埼玉)【冒頭の写真・正面】は2001年9月2日生まれ。20歳の誕生日を迎える。

 大久保はボートレーサー養成所をリーグ戦勝率5.23の成績で卒業。今年5月21日に128期生としてデビューした。そして8月15日の桐生お盆レースで6コースまくり差しを決めてデビュー初1着。初出走からわずか5節目で白星を奪い、128期一番乗りの水神祭を飾った。

 大久保のボートレーサー養成所時代のリーグ戦成績を見ると、73走して1着が13本。コース別の内訳は1コース4勝、2コース2勝、3コース0勝、4コース4勝、5コース2勝、6コース1勝だった。1~3コース(計6勝)よりも4~6コース(計7勝)のほうが白星が多い。これは128期28人のなかで2人しかいない珍しい傾向。ダッシュ戦のうまさが垣間見える成績だ。

 デビュー初1着を飾ったレースでその片鱗が見られ、6コースから素早く展開を読んで艇団へ飛び込んでいったまくり差しは圧巻のひとこと。センスの良さを感じさせる走りだった。

 今節はここまで2走して5・6着。だが初日5Rでは6コースから鋭く最内を差してバック直線で2番手争いにつける好走を見せていた。今節中にデビュー2勝目を飾りそうな気配も十分だ。3日目は2Rと7Rに登場。20歳の誕生日を白星で祝うのか注目したい。

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