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遠藤エミが浜名湖G1制覇で女子賞金ランキング首位浮上 レディースチャンピオン

2021.08.10

 ボートレース浜名湖での「プレミアムG1第35回レディースチャンピオン」(8月4日~10日開催。9日中止順延)が閉幕した。優勝戦は1号艇の遠藤エミ(滋賀)【冒頭の写真】がインからコンマ10のトップスタートで逃げ快勝。2着に2号艇の櫻本あゆみ(東京)、3着に5号艇の渡邉優美(福岡)が入り、3連単1-2-5で1120円の1番人気決着となった。

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 勝った遠藤は今年5回目の優勝で通算34V。レディースチャンピオンは初制覇で、G1は2017年の大村クイーンズクライマックスに続いて2回目の優勝となっている。

【2021年女子賞金ランキング】(8月10日、20時現在)

1位 遠藤 エミ 37,241,000円 (浜名湖優勝戦1着)
2位 平高 奈菜 30,636,000円
3位 小野 生奈 28,599,266円
4位 田口 節子 23,926,000円
5位 渡邉 優美 23,188,266円 (浜名湖優勝戦3着)
6位 守屋 美穂 21,401,000円
7位 竹井 奈美 20,611,000円
8位 寺田 千恵 20,553,000円
9位 三浦 永理 20,221,000円
10位 細川 裕子 20,004,000円
11位 浜田亜理沙 19,943,595円
12位 西村美智子 19,444,000円
―――クイーンズクライマックス出場ボーダー―――
13位 海野ゆかり 19,061,000円
14位 櫻本あゆみ 18,970,000円 (浜名湖優勝戦2着)
15位 平山 智加 18,599,000円
16位 鎌倉  涼 18,578,000円
17位 松本 晶恵 18,498,000円
18位 宇野 弥生 17,727,000円
19位 中村 桃佳 17,196,000円
20位 長嶋 万記 17,062,000円

32位 西橋 奈未 14,909,300円(浜名湖優勝戦6着)
33位 高田ひかる 14,064,000円(浜名湖優勝戦4着)
34位 山川美由紀 14,030,000円(浜名湖優勝戦5着)

 遠藤はこれで優勝賞金1100万円を獲得。今年の女子賞金ランキングは前日3位から首位へ浮上した。もちろん7年連続7回目のクイーンズクライマックス出場に当確ランプが点灯だ。しかも2位の平高奈菜に約661万円差、3位の小野生奈に約864万円差をつけており、クイーンズクライマックスのトライアル初日1号艇も濃厚に。年末の福岡では史上初となるレディースチャンピオンとクイーンズクライマックスの女子G1年間2冠へ期待が高まってきそうだ。

 優勝戦2着に入った櫻本あゆみは賞金420万円を獲得。女子賞金ランキングは前日30位から一気に14位まで上がってきた。12位の西村美智子とは約47万円差しかなく、ベスト12入りが完全に射程圏に入った。櫻本はまだクイーンズクライマックス出場経験はなく、レディースチャレンジカップ出場歴もなし。初めて賞金女王戦線に加わってきた櫻本が今後ますます目が離せない存在になってきそうだ。

 渡邉優美は優勝戦5号艇で3着に食い込む好走。3着賞金310万円を獲得し、女子賞金ランキングは前日8位から5位へ浮上した。渡邉は6月末の時点で女子賞金ランキング18位という位置だったが、7月に入ってから若松一般戦で優出4着、児島オールレディースで優出2着、下関オールレディースで優勝、浜名湖レディースチャンピオンで優出3着と、4節連続優出をマークする破竹の快進撃。この4節だけで915万円も獲得する実り多き夏になっている。今年の獲得賞金は2300万円を突破しており、2年ぶり2回目のレディースチャレンジカップ出場はすでに当確ランプ。クイーンズクライマックス初出場が当確になる日もそう遠くなさそうだ。

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