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びわこヴィーナスは遠藤エミが地元V 自身3回目の2節連続Vに

2021.05.04

 びわこヴィーナスシリーズ(4月29日〜5月4日開催)が終了した。優勝戦は1号艇の遠藤エミ(滋賀)【冒頭の写真】が辛勝。3コースからまくり差してきた松本晶恵(群馬)にバック直線で並走に持ち込まれたが、2マークでツケマイを決めて競り勝った。3連単は1-3-4で1010円の4番人気決着となっている。

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 勝った遠藤は前節の多摩川ヴィーナスシリーズに続く2節連続Vで通算32回目の優勝。地元びわこでは2015年4月の一般戦、2018年5月のオールレディース、2018年10月の男女ダブル戦に続いて4回目の優勝となっている。

 遠藤にとって2節連続Vは、2015年7月に戸田一般戦と児島ヴィーナスシリーズ、2018年5月にびわこオールレディースと江戸川一般戦でマークして以来でこれが3回目。次節の出場予定は5月8日からの江戸川男女ダブル戦で、自身初の3節連続Vなるか注目が集まりそうだ。

【2021年女子賞金ランキング】(5月4日、19時現在)
1位 平高 奈菜 17,485,000円
2位 遠藤 エミ 15,534,000円 (びわこ優勝戦1着)
3位 小野 生奈 15,322,266円
4位 竹井 奈美 13,377,000円 (びわこ優勝戦5着)
5位 守屋 美穂 11,522,000円
6位 大瀧明日香 11,263,000円
7位 細川 裕子 10,887,000円
8位 三浦 永理 10,872,000円
9位 田口 節子 10,755,000円
10位 平山 智加 10,392,000円
11位 寺田 千恵 10,372,000円
12位 浜田亜理沙 10,236,000円
―――クイーンズクライマックス出場ボーダー―――
13位 西村美智子 9,698,000円
14位 海野ゆかり 9,281,000円
15位 角 ひとみ 9,216,000円
16位 中村 桃佳 9,201,000円
17位 川野 芽唯 9,190,999円
18位 松本 晶恵 9,187,000円 (びわこ優勝戦2着)
19位 池田 浩美 9,059,000円
20位 渡邉 優美 8,815,266円

29位 廣中智紗衣 7,948,000円 (びわこ優勝戦6着)
37位 山下 友貴 6,856,000円 (びわこ優勝戦3着)
50位 山川美由紀 5,832,000円 (びわこ優勝戦4着)

 近況の女子レース戦線を振り返ると、4月6日の福岡ヴィーナスシリーズで平高奈菜、4月20日の多摩川ヴィーナスシリーズで遠藤エミ、4月27日の常滑オールレディースで平高奈菜、5月4日のびわこヴィーナスシリーズで遠藤エミが優勝と、この2人が圧倒的な強さを見せる展開に。ここに2月末レディースオールスター優勝の小野生奈を加えた3人が女子賞金ランキング上位を争う格好となっている。

 またクイーンズクライマックス出場ボーダー付近では松本晶恵が注目の存在となってきた。びわこヴィーナスシリーズで優出2着に入って賞金48万円の上積みに成功。女子賞金ランキングは前日22位から18位まで上昇し、ベスト12ボーダーまで約105万円差まで一気に詰めてきた。クイーンズクライマックス6年連続出場中の松本が、ここからさらなる追い上げを見せるのか注目だ。次節は5月11日からの丸亀ヴィーナスシリーズに登場予定。丸亀はデビュー初Vを飾るなど優勝2回の実績がある好相性水面なだけに楽しみだ。

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