レースリポート
丸亀レディースオールスター 西橋奈未が昨年3月大けがをした水面で涙のG2初制覇!
2026.05.11
ボートレース丸亀(ナイター)で開催されていた「G2第11回レディースオールスター」(優勝賞金500万円)は最終日の10日、12Rでベスト6による優勝戦を行った。
1号艇の西橋奈未(石川出身・福井支部29歳)【写真3枚】が、チルト3度の新星・田上凜に5コースからまくられたかに見えたが、1マークを絶妙なハンドルで田上に合わせて逃げ切るミラクルターンで優勝。通算10回目のVはうれしい女子特別戦の初制覇(G2初制覇)となった。優勝賞金500万円を獲得して、西橋は今年の女子賞金ランク2位(1位は鎌倉涼)に上がった。2着は山田理央、3着は田口節子で、3連単1-2-6は1880円の3番人気だった。
勢いで他を圧倒してきた田上凜が上位人気に支持されたが、経験豊富な先輩たちも黙ってはいなかった。スタート展示で進入は124/536。田口節子は確実に伸びる田上をマークする作戦に出た。
本番も同じ進入隊形。1コース西橋はコンマ09、5コース田上はコンマ08のトップタイミング。やはりスリットは2人の火花が激しく散った。大方の予想どおり田上が一気に西橋まで絞り込む完璧なレース運び。しかし、ここでまくり切ったはずの田上がややターンでスムーズさを欠いた。この隙を西橋は逃さなかった。まくられた後でも、冷静にクルリと小回りで田上に艇を合わせる巧みなターン。バックストレッチで一気に先頭を確保し、もつれる2、3着争いを尻目に2マークも先に回って勝負を決めた。
西橋は「いやぁ、とってもうれしい。水面際でみんな田上凜ちゃんを応援してるぞ、って。私への声援が聞こえない。これで負けん気が出たというか(笑い)。まくるチルト3度がいても、いつもどおりのことができました。やっぱり本番、凜ちゃんが来ましたね。ずっと見てました。私も初動でミスったなと思ったんですが、すごく冷静に見れました。苦い思い、痛い思いをしてきた水面。笑顔で帰れるので良かったです」。西橋の勝利を祝福するように、レース後には花火も打ち上げられた。
ちょうど1年2カ月前、この丸亀でレース中に落水し、頭蓋骨骨折。生命の危機に直面する大けがを負った。普通は心が折れて当然だが、幸いにも視力に影響はなく、後遺症もないという奇跡を起こした。また復帰して、もっと強い私を見てほしい、そんな西橋のタフなメンタリティーが、今回の女子特別戦初優勝につながった。次は浜名湖SGボートレースオールスターに出場する西橋。「また私の走りを見に来てください!」とファンの声援に応えていた。













