唐津ヴィーナス　堀之内紀代子が自身初の2節連続V　女子賞金23位に浮上

　ボートレース唐津（モーニング）でのヴィーナスシリーズ第8戦（7月7日～12日開催）が終了した。12日の優勝戦は1号艇の堀之内紀代子（岡山出身・岡山支部45歳）【写真2枚】が快勝。1コースからコンマ09のスタートで逃げ切った。2着には3周2マークで3艇接戦となり、先マイの形になった4号艇の若狭奈美子（岡山出身・岡山支部）が入って岡山勢のワンツー。3着には道中2番手にいた2号艇の小芦るり華（佐賀出身・佐賀支部）が入り、3連単1-4-2で1590円の5番人気となっている。

　勝った堀之内は前節の若松オールレディースに続く今年2回目の優勝で通算14V。自身初の2節連続Vとなった。唐津では2023年3月の一般戦に続いて当地2回目の優勝。勝ち上がりのピットでは「赤井睦選手が見えたので、握って回ったら差されている感じがあったんですが、かぶったら前に進んでくれました。2年間不調だったので、2節良かっただけで…。本当にここから上げていきたいです」と気を引き締めていた。

　今節の堀之内は3･1･1･1･2･1･6･4･1･1着。初日に1コース逃げ、2日目に3コースまくり、3日目に5コース抜き、4日目に2コース差しと連日白星をマークして予選3位に入る活躍を見せ、準優・優勝戦はいずれも1コースからコンマ09のスタートで逃げ切り快勝。節間6勝で頂点に立った。なお堀之内は今節3回あった1コース戦をすべて勝ち切り、これで1コースでの連勝を「13」に伸ばしている。

　堀之内はこの6日間で賞金約204万円（優勝賞金105万円）を獲得。今年の女子賞金ランキングは今節前検（7月6日時点）で36位だったが、一気に23位まで上がってきた。レディースチャレンジカップ出場ボーダーまで約78万円差に接近している。

　近況の女子戦線は岡山勢の強さが際立つ。女子レース最近10節で岡山支部が実に5Vをマーク。守屋美穂、勝浦真帆、若狭奈美子、堀之内紀代子と次々に優勝者が出ている。この勢いはどこまで続くのか。

　堀之内の次節は7月16日からの宮島男女ダブル戦に登場。3節連続Vをめざす戦いに注目が集まる。

【女子レース最近10節優勝者】
5月24日　大村VS　　守屋　　美穂（岡山）★
5月30日　芦屋AL　　小野　　生奈（福岡）
6月6日　 多摩川AL　勝浦　　真帆（岡山）★
6月10日　江戸川W　 淺田　千亜希（徳島）
6月12日　津VS　　　深川　麻奈美（福岡）
6月18日　浜名湖AL　若狭　奈美子（岡山）★
6月24日　若松AL　　堀之内紀代子（岡山）★
6月29日　三国W　　 西橋　　奈未（福井）
6月30日　住之江VS　落合　　直子（大阪）
7月12日　唐津VS　　堀之内紀代子（岡山）★
（※VS＝ヴィーナスシリーズ、AL＝オールレディース、W＝男女ダブル戦　★は岡山支部）