
レースリポート

唐津ヴィーナス 寺田千恵が初日連勝で唐津初Vへ好発進 24場制覇へ王手なるか
2025.07.07
ボートレース唐津(モーニング)でのヴィーナスシリーズ第8戦(7月7日~12日開催)が開幕した。初日メインカードの12Rドリームは、1号艇で出走予定だった川井萌が前半8Rでの落水負傷により欠場となって5艇立てのレースに。2号艇の寺田千恵(福岡出身・岡山支部)【冒頭の写真】が1コースから逃げ切り、2着に4号艇の小芦るり華(佐賀出身・佐賀支部)、3着に3号艇の松尾夏海(愛媛出身・香川支部)が入って3連単2-4-3で730円の2番人気となっている。
寺田は前半4Rも4コースまくりで制しており、初日連勝で予選首位に立つ幸先良いスタートとなった。寺田の開幕2連勝は2023年12月の尼崎ヴィーナスシリーズ以来で約1年7カ月ぶりと久々だ。
寺田は2001年唐津SGグランドチャンピオンで優勝戦1号艇となり、SG優勝寸前までいったが、猛烈な深い1コースに誘い込まれ5着。結局唐津では通算18優出0Vで意外にもまだ優勝なし。デビュー通算75Vという女子歴代3位の記録を持つ寺田にとって、まだ優勝歴がない水面は浜名湖と唐津の2場だけだ。もし今節優勝となれば浜名湖を残すのみとなり、8月の浜名湖レディースチャンピオンで全場制覇に挑むというシナリオが望める。田口節子に続く女子史上2人目の24場制覇に向け、王手をかけるのか注目が集まる今節だ。
【寺田千恵 レース場別優勝回数】
優勝7回・・・宮島、若松、芦屋
優勝6回・・・児島
優勝5回・・・下関
優勝4回・・・津、三国、住之江、尼崎、福岡
優勝3回・・・常滑、びわこ、鳴門、丸亀
優勝2回・・・桐生、蒲郡、徳山
優勝1回・・・戸田、江戸川、平和島、多摩川、大村
優勝0回・・・浜名湖、唐津

また今節出場メンバーのなかでは、デビュー通算82Vの女子最多記録を持つ山川美由紀(香川出身・香川支部)【写真上】も唐津優勝ゼロ。山川がV歴のない水面は江戸川、福岡、唐津の3場だけだ。
山川は2Rで1コース逃げを決めるなど初日1・3着。予選9位と上々のスタートを切っている。山川と寺田のベテラン2人が唐津初Vをかけて優勝争いを演じる可能性も十分ありそうだ。
【山川美由紀 レース場別優勝回数】
優勝15回・・丸亀
優勝7回・・・大村
優勝5回・・・戸田、津
優勝4回・・・桐生、児島、宮島、下関、若松、芦屋
優勝3回・・・多摩川、浜名湖、三国、びわこ、住之江、徳山
優勝2回・・・常滑、尼崎、鳴門
優勝1回・・・平和島、蒲郡
優勝0回・・・江戸川、福岡、唐津