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小野生奈が常滑Vで3年ぶりの優勝 秋巧者がVラッシュへ突入か

2024.09.05

 ボートレース常滑でのヴィーナスシリーズ(8月31日~9月5日開催)が5日に終了した。優勝戦は1号艇の小野生奈(福岡出身・福岡支部35歳)【写真2枚】が快勝。1コースからコンマ03のトップスタートで逃げ切った。2着に2号艇の三浦永理(静岡出身・静岡支部)、3着に5号艇の平高奈菜(愛媛出身・香川支部)が入り、3連単1-2-5で1260円の4番人気決着となっている。

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 勝った小野は2021年9月の大村ヴィーナスシリーズ以来となる約3年ぶりの優勝で通算22V。長期欠場(2022年2月~2023年3月)から復帰後では待望の初優勝となった。常滑では5回目の優出で当地初Vを決めた。

 今節の小野は2・1・3・1・2・2・1・5・1・1着。初日12Rドリーム戦で4コースまくり差しを決めて好スタートを切ると、3日目に2コースまくり、4日目に1コース逃げと白星を重ねる活躍。予選をオール3連対でトップ通過した。そして準優はコンマ13、優勝戦はコンマ03といずれもトップスタートで1コースから逃げ切り快勝。他を寄せ付けず頂点に立った。小野が今節手にしたモーター19号機は2連対率25位の中堅機だったが、10走で9本の展示1番時計を出す快速パワーを披露。また10走でゼロ台スタートを5本と鋭い踏み込みも光った。

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 近況の小野は前期F2などもあってなかなかリズムに乗れず、今期(5月~)の勝率は今節開幕時点で5.47という数字だった。しかし今節の活躍で一気に6.18まで急上昇。今期はまだ40走しかしていないためA1級条件の90走に届くか微妙だが、3期連続のA1級キープへ希望が広がった。

 小野の今後の出場予定は、9月12日からの宮島オールレディース、9月27日からの尼崎男女ダブル戦、10月12月からの唐津ファン感謝3Daysボートレースバトルトーナメントだ。小野は通算22回の優勝をマークしたが、そのうち9回は9~11月に記録。秋の時季は相性が良いだけに今後ますますリズムを上げてくるかもしれない。

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