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レースリポート

(C)BOATRACE

細川裕子が地元常滑V 女子賞金ランク7位で蒲郡QCへ前進

2024.04.12

 ボートレース常滑のオールレディース(4月7日~12日開催)が終了した。優勝戦は1号艇の細川裕子(愛知42歳)【写真3枚】がイン逃げ先制。差し猛追した2号艇の浜田亜理沙(埼玉)を僅差で振り切ってVゴールを駆け抜けた。3着には3号艇の寺田千恵(岡山)が入り、3連単1-2-3で490円の1番人気決着になっている。

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 勝った細川は通算14回目の優勝で今年初V。地元常滑では昨年12月のオールレディースに続く2回目の優勝で、常滑オールレディースは2連覇となった。レース後には「思ったより速くて、スタートは少し放りました。1マークは行き過ぎましたね。初動がかからないのが直らなくて、やっばり少し流れました。浜田さんが来てるのは分かってましたが、ターンで無理しないでおこうと…。伸びは良かったので、ゆっくり回ってもミスしなければ差されないだろうと。なんとか逃げれました」と見た目よりは冷静な戦略だったようだ。

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 細川はこの優勝で賞金120万円を獲得。今年の女子賞金ランキングは今節開幕時点で11位だったが、7位まで浮上してきた。

 細川はこれまでクイーンズクライマックス(QC)に5回の出場歴(2017~2018年、2020~2022年)。しかし昨年は女子賞金ランキング14位に終わり、ボーダーまで約41万円という僅差でベスト12入りならず。4年ぶりにクイーンズクライマックス出場を逃す悔しい結果となった。

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 雪辱を期す細川の2024年シーズン。今年はクイーンズクライマックスの舞台が地元蒲郡なだけに、是が非でも出場権をつかみたいところだろう。この常滑Vはその夢を広げる価値ある優勝となった。

 また寺田千恵は優勝戦3着で賞金54万円を獲得。寺田は今年直前節まで8節走って優出ゼロとリズムに乗れず、今節開幕時点で今年の女子賞金ランキングは19位だった。しかし今節は軽快な走りを見せ、待望の今年初優出をマーク。女子賞金ランキングは一気に11位まで上がってベスト12圏内に入ってきた。クイーンズクライマックス13年連続出場の皆勤賞に向け、大きな弾みをつける一節となった。


【2024年女子賞金ランキング】(4月12日、20時現在)
1位 守屋 美穂 14,635,000円※
2位 浜田亜理沙 13,955,666円 (常滑優勝戦2着)
3位 遠藤 エミ 13,835,000円
4位 平山 智加 12,970,866円
5位 宇野 弥生 12,608,932円
6位 渡邉 優美 11,935,000円
7位 細川 裕子 11,313,999円 (常滑優勝戦1着)
8位 三浦 永理 11,258,000円
9位 海野ゆかり 10,514,000円
10位 清埜 翔子 9,504,000円
11位 寺田 千恵 9,382,232円 (常滑優勝戦3着)
12位 松尾 夏海 9,079,000円
13位 田口 節子 9,042,000円
―――クイーンズクライマックス出場ボーダー―――
14位 西橋 奈未 9,011,000円
15位 藤原 菜希 8,876,000円
16位 西岡 成美 8,686,000円
17位 川野 芽唯 8,682,982円
18位 落合 直子 8,548,333円
19位 大瀧明日香 8,122,000円
20位 廣中智紗衣 8,051,000円

31位 櫻本あゆみ 6,936,066円 (常滑優勝戦6着)
39位 金田 幸子 6,410,000円 (常滑優勝戦4着)
54位 滝川真由子 5,475,066円 (常滑優勝戦5着)
(※守屋美穂はG1・G2選出除外によりクイーンズクライマックスは除外)

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