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平山智加が多摩川優勝で今年3V 女子賞金ランキング3位に浮上

2024.04.06

 ボートレース多摩川のオールレディース(4月1日~6日開催)が終了した。優勝戦は4号艇の平山智加(香川38歳)【写真4枚】が快勝。4カドからコンマ07の好スタートでまくりを決めた。2着には1号艇の藤原菜希(東京)、3着には2号艇の平田さやか(東京)が入り、3連単4-1-2で8380円の23番人気決着となっている。

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 勝った平山は1月の津オールレディースと3月の芦屋一般戦に続く今年3Vで通算42回目の優勝。多摩川では5回目の優勝となった。レース後には「多摩川は準地元とします。最高! 本当に相性がいいです。舟足も序盤からすごく良かったですが、準優勝戦が一番良くて、優勝戦もやっぱり良かったですね。起こしてすぐに、あっ、スタート入ったなと思ってけっこう自信持って行けたんですが、ちょっとだけ保険かけて様子は見ました。スリット後にすごく伸びた気がして、これはまくりの態勢に入ったと思いました」。終始笑顔で語った平山は5月21日からのSGオールスターで再び多摩川を走る。

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 平山は今節、優勝賞金120万円を獲得。今年の女子賞金ランキングは今節開幕時点で6位だったが、3位まで上がってきた。5年連続9回目のクイーンズクライマックス出場に向けて視界良好だ。平山にとって4月6日時点での年間3Vは自身最速ペース。軽快な優勝ラッシュを見せている今年は、2016年と2020年にマークした年間5Vの自己ベストを超えていくシーズンになるかもしれない。

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 また今節は女子賞金ランキング20位前後にいた選手たちの活躍が光るシリーズに。今節開幕時点で19位だった西橋奈未、20位だった西岡成美、23位だった藤原菜希が優出。大きな賞金の上積みに成功し、西橋は12位、藤原は13位、西岡は14位まで急上昇してきた。3人ともクイーンズクライマックス出場歴はなし。初のベスト12入りをめざすうえで今節は価値ある優出となっている。

 今年の女子賞金ランキングを見ると、9位の清埜翔子や10位の松尾夏海らも含めて、クイーンズクライマックス初出場を狙う選手たちがベスト12ボーダー付近に数多くつけている展開に。新しい風が吹き込もうとしている今年の賞金女王戦線。マネーバトルがますます熱くなってきた。

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【2024年女子賞金ランキング】(4月6日、20時現在。★はクイーンズクライマックス出場歴のない選手)
1位 守屋 美穂 14,121,000円
2位 遠藤 エミ 13,835,000円
3位 平山 智加 12,958,866円 (多摩川優勝戦1着)
4位 浜田亜理沙 12,248,666円
5位 宇野 弥生 12,017,666円
6位 渡邉 優美 11,923,000円
7位 三浦 永理 11,246,000円
8位 海野ゆかり 10,148,000円
9位 清埜 翔子★ 9,492,000円
10位 松尾 夏海★ 9,079,000円
11位 細川 裕子  9,005,666円
12位 西橋 奈未★ 8,999,000円 (多摩川優勝戦5着)
―――クイーンズクライマックス出場ボーダー―――
13位 藤原 菜希★ 8,864,000円 (多摩川優勝戦2着)
14位 西岡 成美★ 8,686,000円 (多摩川優勝戦4着)
15位 川野 芽唯  8,682,982円
16位 田口 節子  8,284,000円
17位 廣中智紗衣★ 8,051,000円
18位 大瀧明日香  8,022,000円
19位 寺田 千恵  7,886,166円
20位 香川 素子  7,692,000円

22位 平田さやか★ 7,642,666円 (多摩川優勝戦3着)
54位 中川 りな★ 5,190,982円 (多摩川優勝戦6着)

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