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128期の藤本紗弥香が1号艇で初準優出へ勝負 福岡ヴィーナスシリーズ

2023.04.10

 福岡ヴィーナスシリーズ(4月8日~13日開催)は10日、3日目が終了した。竹井奈美(福岡)と魚谷香織(福岡)が5走49点の得点率9.80で首位並走。両者は上位着位も並んでいるため、最高タイムで上回る竹井が現在予選首位となっている。

 さて予選最終日を迎える4日目だが、最注目カードに挙げたいのは7Rだ。

<福岡 4日目 7R 予選>
1号艇 藤本紗弥香(山口) 予選12位
2号艇 竹井 奈美(福岡) 予選1位
3号艇 寺田 千恵(岡山) 予選7位
4号艇 松尾 怜実(福岡) 予選37位
5号艇 川原 愛未(福岡) 予選40位
6号艇 福岡 泉水(兵庫) 予選27位
 ※()内は支部

 1号艇で登場するのは128期の藤本紗弥香(山口25歳)【冒頭の写真】。ここまで3・3・2・1・5着で予選12位につけており、デビュー初準優出へ大きなチャンスを迎えている。

 藤本が今節手にしたモーター28号機は2連対率1位。2月末に使用開始されたばかりのモーターだが、3月のオールレディースで川野芽唯が乗って優勝するなど、これまで3節走って2優出1Vをマークしている注目機だ。藤本は3日目1Rで2コース差しを決めてインの岸恵子を破るなど、そのパワーを存分に引き出している。

 藤本紗弥香は2021年5月デビューの128期生。ボートレーサー養成所時代にはリーグ戦勝率7.60で128期ナンバーワンの成績を残した超逸材だ。山口支部期待の星がいよいよ才能開花か。

 4日目の藤本は、この7R1号艇の1回走りで勝負駆けになる。イン戦は通算7走で1・1・1・6・6・4・4着という成績。3連勝のあと4連敗とリズムを崩しているだけに、久々のイン逃げを決めて初準優出の切符をつかみたいところだ。

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 そんな藤本にとって強力なライバルとなるのが2号艇の竹井奈美(福岡33歳)【写真上・右側】。1・3・1・2・1着で予選首位を走っており、初日に3コースまくり、2日目にイン逃げ、3日目に4コースまくりと連日キレ味鋭い走りを見せている。竹井にとってもこの4日目7Rは予選トップ通過に向けて大事な1走。藤本とどんな勝負を演じるのか目が離せない。

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