REPORT

レースリポート

(C)BOATRACE

田口節子が4連勝で首位 今年91勝で「年間最多勝利」のチャンスも! 大村ヴィーナスシリーズ

2021.09.28

 大村ヴィーナスシリーズ(9月25日~30日開催)は3日目が終了した。田口節子(岡山)【冒頭の写真】が8Rを4コースまくり、12Rをイン逃げで快勝。これで2日目から怒涛の4連勝とし、2・2・1・1・1・1着のオール2連対で予選首位を快走している。

 田口はこの4連勝で今期の1着本数を61本に伸ばし、全選手の中で単独トップに浮上(2位は萩原秀人で59本)。もし期間1着本数で女子が1位となれば、2018年前期級別審査期間の川野芽唯(1着68本)以来で8期ぶりになる。ちなみに田口の期間1着本数の自己ベストは2014年後期級別審査期間にマークした69本。今期はまだ3節(今節を含む)の出走予定があるだけに、自己記録の更新も夢ではなくなってきた。

(C)BOATRACE

 また田口は今年の1着回数を91本としており、これは全選手中2位の数字だ。

<2021年 1着回数ベスト10>
1位 萩原 秀人(福井) 103本
2位 田口 節子(岡山) 91本
3位 江口 晃生(群馬) 88本
3位 山崎  郡(大阪) 88本
5位 秦  英悟(大阪) 87本
6位 遠藤 エミ(滋賀) 86本
7位 山田 祐也(徳島) 83本
8位 前本 泰和(広島) 82本
8位 林  美憲(徳島) 82本
8位 赤岩 善生(愛知) 82本
8位 市橋 卓士(徳島) 82本

 首位の萩原秀人とはまだ12本の大きな差がある状況。しかし萩原は9月26日の平和島一般戦にて優勝戦1号艇で痛恨のフライングを切り、11月10日~12月9日まで30日間のF休みに入ることが決まった。田口が逆転するチャンスは広がったことになる。

 年間最多勝利が「優秀選手表彰式典」での表彰対象となったのは1996年からだが、これまで女子レーサーで受賞したのは2001年の大島聖子ただ1人。女子2人目の偉業を目指す田口に今後も注目したいところだ。

関連記事

  • レースリポート
    小野生奈が自己ベストタイの7連勝 2年半ぶり優勝なるか 津ヴィーナスシリーズ
    2024.03.29
  • レースリポート
    浜田亜理沙がスピードクイーンMの津選考トップタイム記録 予選2位通過
    2024.03.28
  • レースリポート
    津は小野生奈が首位に浮上 約2年半ぶりの予選トップ通過なるか
    2024.03.27