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レースリポート

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女子第2グループから抜け出す! 渡邉優美

2021.09.13

満30歳未満(9月1日時点)の勝率上位者たちによって争われるヤングダービーは、プレシリーズとしてイースタンヤング&ウエスタンヤングが設けられており、東西の覇者と前年度優勝者に優先出場権が与えられている。若手の登竜門という意味では見どころは多様だ。
渡邉優美(福岡支部28歳)【写真2枚とも】を例に考えてみたい。

2009年11月、芦屋でデビューすると確実に成績を上げ、7年目にはA級に昇格した渡邉優美。その間勝率を下げることがほとんどなかったところに地道な努力の道筋が浮き彫りになっている。
そして、地道だからこそあまり目立たない。その位置は実力ある女子第2グループである。

レースについて、「攻めるのが好き」と本人が語るようにセンター戦が持ち味。今年の成績は次のとおりである。

1コース:1着率65.0%、3連対率90.0%
2コース:1着率19.4%、3連対率86.1%
3コース:1着率25.8%、3連対率83.8%
4コース:1着率23.5%、3連対率58.8%
5コース:1着率 5.2%、3連対率57.8%
6コース:1着率0%、3連対率57.8%
確かにセンター戦には威力がある。

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現在のA1を含め7期連続A級としているが、「常にA1で走ってSGに出場したいです」と公言するように、早く第2グループを脱したいと考えているのは確か。
今年は、3月の大村と7月の下関でインから逃げて優勝を飾り勢いはある。
この後、徳山ヤングダービーで活躍すれば、見通しはさらに良化するだろう。
つまり、第1グループの背中が見えてくる。

経験を積むほど成長する渡邉優美。9月19日が誕生日なので、その登竜門を29歳でくぐることになる。

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