山崎小葉音がデビュー初準優出へ勝負駆け　常滑ヴィーナスシリーズ

　常滑ヴィーナスシリーズ（9月7日～12日開催）はシリーズ前半戦が終了した。3日目を終えての予選上位18人は以下のとおり。

1位　平高　奈菜（香川） 9.67
2位　中村　桃佳（香川） 9.40
3位　藤原　菜希（東京） 8.80
4位　来田　衣織（兵庫） 8.40
5位　鎌倉　　涼（大阪） 8.20
6位　三浦　永理（静岡） 8.00
7位　細川　裕子（愛知） 8.00
8位　宇野　弥生（愛知） 7.83
9位　新田　有理（広島） 7.83
10位 櫻本あゆみ（東京） 7.80
11位 守屋　美穂（岡山） 7.80
12位 寺田　千恵（岡山） 7.40
13位 向井　美鈴（山口） 7.20
14位 岸　　恵子（徳島） 7.00
15位 村上　奈穂（広島） 7.00
16位 大山　千広（福岡） 7.00
17位 中田　夕貴（埼玉） 6.80
18位 犬童　千秋（福岡） 6.60
―――準優ボーダー―――
19位 山崎小葉音（群馬 ）5.80

　平高奈菜が1･1･1･1･4･2着で予選首位を快走。予選2位には1･6･1･1･1着の中村桃佳がつけて香川支部ワンツーとなっている。

　躍進光るのは来田衣織【写真上】だ。1･2･2･2･2着のオール2連対で予選4位の活躍。V争いの台風の目になってきた。来田はこれまで準優出が5回あるが、その準優艇番は3･6･5･5･4号艇だった。もし準優1号艇となれば自身初、2号艇でも自身初だ。デビュー初優出に向けて快進撃を見せている来田が、準優何号艇になるのか注目したいところ。4日目は6R4号艇と12R6号艇で登場する。

　準優ボーダー付近では村上奈穂に注目したい。ここまで1･3･2･4･3着で予選15位。2月の鳴門ヴィーナスシリーズと6月の丸亀一般戦に続く今年3回目の準優出へ勝負駆けだ。村上が今節手にしたモーター29号機はこれまで27節走って5優出2Vの実績。6月のG3マスターズリーグで江本真治に約7年9カ月ぶりの優勝をもたらすなど印象的な活躍を見せてきたモーターだ。特に近況は快速パワーが目立ち、今期に入ってからの平均展示順位が2.08（9月8日時点）という速さ。村上も今節ここまで5走で3本の展示1番時計を出すなど軽快な舟足を見せている。4日目は4R3号艇と8R4号艇で登場。中枠2走で伸び足を生かすのか注目だ。

　ボーダー下から逆転を狙う選手には山崎小葉音（群馬）がいる。2･6･2･1･5着で予選19位につけ、デビュー初準優出へチャンス到来だ。山崎は4月に常滑オールレディース、7月と8月に常滑一般戦を走っておりこれがもう今年4回目の当地参戦。水面慣れしている印象を抱かせる今節の走りっぷりだ。ちなみに常滑では7月の一般戦で父の山崎智也が優勝したばかり。今節は娘が魅せるのか。5R3号艇と10R6号艇で初準優出へ勝負駆けに臨む。