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“干潮”の12Rドリーム戦で浜田亜理沙が4コースまくり差し快勝 児島

2021.07.13

 オールレディース(7月13日~18日開催)が開幕した。初日メーンカードの12Rドリーム戦は、4号艇の浜田亜理沙(埼玉)【冒頭の写真】が4コースまくり差しで快勝。1号艇の田口節子(岡山)はイン戦2着に敗れ、3連単4-1-5で1万3680円の高配当決着となった。

 初日のレース結果は以下のとおり。
1R 向井田 真紀 4コースまくり
2R 森岡  まき 1コース逃げ
3R 平田 さやか 3コース差し
4R 片岡  恵里 1コース逃げ
5R 茶谷   桜 1コース逃げ
6R 富樫  麗加 1コース逃げ
7R 堀之内紀代子 1コース逃げ
8R 田口  節子 5コースまくり
9R 櫻本 あゆみ 4コースまくり
10R 中谷  朋子 1コース逃げ
11R 香川  素子 1コース逃げ
12R 浜田 亜理沙 4コースまくり差し

 初日の展開を見て影響を感じずにはいられなかったのが"干満"だ。ボートレースは一般戦的に「満潮ならイン有利、干潮ならイン不利」といわれる。満潮時は水面が不安定なため握って回るのが難しくなり、外から攻めづらいためインが逃げ切りやすくなる。逆に干潮時は水面が安定していて外からの思い切った攻めが決まりやすくなるため、インが逃げ切りづらいというのが定説だ。

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 初日は満潮時刻(宇野港)が12時35分だった。ちょうど5Rが行われている頃だ。その5Rでは茶谷桜(滋賀)【写真上】がイン逃げで快勝。金田幸子(岡山)が4コースからまくりを狙ったものの艇が暴れてターンが流れ、その間に茶谷が逃げ切るという展開だった。またこのレースだけでなく、潮が高かった時間帯の4~7Rでイン逃げ4連発が発生。まさに「満潮ならイン有利」を絵に描いたような結果だった。

 逆に初日のレースで最も潮が低い状態だったのが12R。そのレースでインの田口が敗れる波乱が起こった。「干潮ならイン不利」の定説どおりの展開だ。

 児島のような干満差のあるレース場は、潮の高さを考慮した舟券作戦が必要になってくる。ちなみに今節の2日目以降の満潮時刻は、2日目が13時21分(7Rごろ)、3日目が14時15分(9Rごろ)、4日目が15時17分(10Rごろ)、5日目が16時31分(12Rごろ)、6日目が17時56分(12R終了ごろ)だ。潮を制した者が児島舟券を制す、かもしれない。

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