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長嶋万記と松瀬弘美の静岡勢が道中逆転の1着 江戸川オールレディース

2021.06.06

 江戸川オールレディース(6月6日~11日開催)が開幕した。初日メーンカードの12R「江戸川選抜」は、4号艇の長嶋万記(静岡)【冒頭の写真】が大逆転劇を披露。長嶋は1マークでは4コースから握って回って4番手の位置だったが、2マークで好旋回を見せて一気に2番手へ浮上すると、先行する2号艇の寺田千恵を3周1マークで抜き去って先頭に立った。1号艇の小野生奈はイン戦3着に終わり、3連単4-2-1は6060円の配当がついている。

 長嶋は現在4節連続優出中と近況リズム上昇ムード。4月の常滑オールレディースで優出6着、5月の宮島レディースVSルーキーズバトルで優出2着、5月の児島男女ダブル戦で優出2着、6月の浜名湖一般戦で優出2着と好走が続いている。

 今年の長嶋は2月にケガがあって1カ月ほど欠場したこともあり賞金女王戦線で大きく後れを取っていたが、近況の活躍で女子賞金ランキング29位まで挽回。12位の選手と300万円ほどの差に縮めてきており、クイーンズクライマックス出場に向けて意欲も高まっていることだろう。

 今節は初日2・1着で予選2位と好スタートを切っただけに、昨年5月の三国オールレディース以来となる久々の優勝を狙いたいところだ。江戸川は過去10節走って4優出1Vの実績。昨年の江戸川オールレディースでも優勝戦メンバーに名を連ねており(※優勝戦中止のため記録上は優出扱いにならず)、実質的には当地5優出1Vだ。相性上々の江戸川で2日目以降もどんな波乗りを見せてくれるのか注目したい。

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 また初日のレースでは"決まり手=抜き"の決着がもうひとつあった。こちらも静岡支部勢で、松瀬弘美(静岡)【写真すぐ上】が4Rで道中逆転の1着を奪っている。松瀬はこれがデビュー通算800勝のメモリアル。1990年5月のデビューから約31年でまた新たな節目に到達している。

 松瀬は江戸川最近5節で2優出をマークするなど当地は相性上々。また4月の浜名湖オールレディースで優出3着の活躍を見せるなど近況リズムも悪くないだけに、2日目以降も目が離せない存在となりそうだ。

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