レースリポート
母の背中を見続けて… 登みひ果選手の七転び八起き人生
2026.09.28
みなさん、こんにちは。
金井憧れです。
ボートレースのお仕事をさせていただいてから1年半が経ちました。次々と推しレーサーが増えて、見たいレースが増えて、なんだか幸せです。年末に向けての熱いレース、ワクワクしますね!
今回ピックアップしたいレーサーは、登みひ果選手。
登録番:5264 兵庫支部 131期 登みひ果(ノボリ ミヒカ)
2022年11月に尼崎でデビューした、兵庫支部131期のレーサーです。もともと、「みひ果」という、漢字とひらがなミックスのお名前に親近感を覚え(わが家では、私だけでなく、娘も息子も漢字とひらがなのミックスです)、かわいいなと思い注目していましたが、様々なインタビュー番組や収録番組を見るたびに、人柄の良さやトーク力の高さに惹かれていきました。周りをしっかり見ていて、つっこむタイミングも上手で、コメントも素直で親しみやすく、そして何より面白い。後輩にも先輩にもいてほしいような方だなと思います。いつか、トークショーでご一緒したい方のひとりです。
レーサーになったきっかけは、お母さまで“元ボートレーサー”の登みつよさんの存在。意外にも、お母さまの現役時代にレースを見たことはなかったようですが、「母が楽しそうに仕事に行って、帰ってきても楽しそうだったのを見て、楽しくて充実した仕事なのだろうなと、ずっと思っていました」とのこと。レースに行くたび、1週間ほど子供に会えず、また連絡することも許されないボートレーサーという職業。みつよさんは、みひ果さんの写真を宿舎に持っていき、眺めながらレースに挑んでいたようです。同じ母として、何日間も連絡を取れないというのはすごく寂しいですし、その寂しさを見せないためにも常に楽しそうにされていたのかな…。そして、しっかり娘さんに伝わっているのが素敵だなと感じました。
みひ果選手は高校卒業後、レーサーになるための試験を受けますが、7回連続で不合格。他の職業も考えたようですが、どうしても諦められず、アルバイトを続けながら養成所に8回目で合格。なかなか結果が出ない時も、みつよさんはずっと見守ってくれていたようです。7回もうまくいかなかったら諦めてしまいそうですが、ここからも、みひ果選手のメンタルの強さがうかがえます。まさに“七転び八起き”な人生の始まりです。これからも何度か「転ぶ」ことがあるかもしれませんが、間違いなく立ち上がってくれるでしょう。お母さまからレーサーの血を引き継いだサラブレットであるとともに、何度も挫折を味わって雑草魂も合わせ持つのが、みひ果選手の強みです。
そのメンタルの強さもあってか、みひ果選手といえば、外からでも果敢に攻める強気なレースが魅力です。8月29日に行われた「第53回岩田杯」の12レース(準優勝戦)では、強豪相手に5号艇から攻め、先頭を走る1号艇の遠藤エミ選手にも迫る勢いのあるレース展開で、見事2着入り。最後まで1着を狙う諦めない走りで、遠藤選手とともに優出を決めました。
みひ果選手は、最後まで諦めずたくさんの練習を重ねることで有名です。その成果が結果に結びついたのかもしれません。「みひ果選手は、雨風が強くても何度も何度も練習を繰り返している。スピードがあり、ターンもよい。もっともっとこれから上がっていく」と、ニュースでご一緒させていただいている渡辺宏幸さんもおっしゃっていました。
師匠は和田拓也選手。「絶対に、みひ果にはケガをして欲しくないし、させて欲しくもない。笑顔で家族のもとに帰って欲しいから」と言われて、一生ついていこうと思ったようです。
守屋美穂選手に似ているということで、守屋選手の決めゼリフ「見ていてください」をアレンジした、守屋選手公認だという「見といてください」という決めゼリフ。力強さの中にユーモアセンスを感じさせる、みひ果選手らしいセリフです。これから、もっともっと大きな舞台でこの言葉が聞けるのが楽しみです。
今年6月には、「デイリースポーツ杯争奪・第58回琴浦賞競走」の準優勝戦で4カドからコンマ08のトップスタートで一気にまくり、地元で初優出を決めましたが、まだ目標である地元での初Vはお預け状態。「尼崎で生まれ、尼崎に育ててもらったので、やはり地元で優勝して恩返しをしたい!」と、みひ果選手。だれよりも尼崎への想いは強いはず。次節は、10月1日からの尼崎の一般戦。みなさんぜひ「見といてください」!!!













