レースリポート
大村ヴィーナス 平川香織が道中大逆転でデビュー初V! 女子賞金ランキング26位に急上昇
2026.05.30
ボートレース大村(ナイター)での「ヴィーナスシリーズ 第4戦 スマホマクール杯」(5月24日~29日開催)が終了した。
29日の優勝戦は波乱の展開となった。2号艇の孫崎百世が展示航走中の落水により欠場。5艇立てのレースとなった。進入は13/456の2対3。1マークは1号艇の平川香織(東京出身・埼玉支部25歳)【写真2枚】が先マイしたが、3号艇の樋口由加里(岡山出身・岡山支部)が差し、4号艇の小芦るり華(佐賀出身・佐賀支部)が2番差しで迫り、バック直線では3艇並走の大混戦。小芦が2マークを内有利に先取りし、単独先頭に立って勝負は決まったかと思われた。しかしあきらめず全速連発で追走した1号艇の平川が、2周2マークで一瞬の隙を突いて内へ切り返し、逆転に成功。3連単1-4-5で720円の1番人気となった。
平川は2018年5月戸田デビューの122期生。デビューから約8年、優出13回目で悲願の初優勝となった。122期では10人目、122期女子では初めての優勝となっている。
勝った平川は、優勝報告は誰に?という質問に「師匠(桐生順平)にまず伝えたいです。きれいなレースじゃなかったので、何とも言えないんですけど…。もっと成長していけたらいいなと思います」と語っていた。
今節の平川は2・1・1・2・1・1・1・2・1・1着。新モーター・新ボートでの戦いとなった今節だが、平川はシリーズ序盤から好パワーを披露。初日に4コースまくり差し、2日目に2コース差し、3日目に1コース逃げ、4日目に6コースまくり差しと3コースまくりを決めるなど白星を量産して予選をトップ通過した。そして準優・優勝戦は1号艇で勝利して頂点へ。10戦7勝のオール2連対Vという圧巻の内容で栄冠をつかんだ。節間7勝はこれまでの自己ベスト(2022年6月の丸亀オールレディースでの節間5勝)を2つも上回る記録だ。
この大活躍により、徳山PG1レディースチャンピオンの選考勝率(選考期間:2025年6月~2026年5月)は今節開始前の5.94から6.08まで大幅アップ。一気にボーダー付近から抜け出し、2大会ぶり2回目の出場が当確となった。また若松ヤングダービーの選考勝率(選考期間:2025年7月~2026年6月)も今節開始前の5.96から6.11までアップ。58位あたりまで浮上し、逆転のチャンスが広がってきた。
平川はこの6日間で賞金約231万円(優勝賞金105万円)を獲得し、今年の女子賞金ランキングは今節開幕時点の42位から26位まで上昇。レディースチャレンジカップのボーダーまで約85万円差に急接近してきた。平川はこれまで年間女子賞金ランキングの自己ベストが34位(2024年)で、G2レディースチャレンジカップやPG1クイーンズクライマックスの出場権争いをしたことはなかったが、今年は賞金女王戦線に加わってきそうな勢い。今後ますます目が離せない存在となってきそうだ。
次節は6月4日からの常滑一般戦を走り、次々節には6月18日から地元戸田でのヴィーナスシリーズが控えている。25歳の新星が勢いをさらに増してきても不思議ではなさそうだ。













