レースリポート
鳴門スピードクイーンメモリアル 前田紗希がG1初Vへ王手! 実績は遠藤エミ断然
2026.03.01
ボートレース鳴門の「プレミアムG1第2回スピードクイーンメモリアル」(優勝賞金1300万円)は2月28日、最速女王への最終関門となる準優勝戦3個レースが10~12Rで争われた。この日は水面状況が悪く、1Rから安定板を装着。追い風が強めで序盤の一般戦からフライングが4件出るなど波乱ムードが濃く、準優勝戦も一筋縄ではいかないレースが続いた。
準優ラスト12R1号艇の遠藤エミは1コースから先に回ったがターンが流れ、小野生奈(福岡出身・福岡支部37歳)【写真下】の差しを許す形に。遠藤は2マーク差し返して再び先頭を奪い返したかに見えたが、2周1マークの出口で艇が暴れてしまい、小野が再度先頭を奪い返した。この結果、準優11Rを力強く逃げ切っていた前田紗希が優勝戦1号艇の権利を手にした。
一般戦での優勝は2回あるが、G1初優出で初Vをめざす前田紗希(埼玉出身・埼玉支部33歳)【冒頭の写真】は「全体にレース足はいいのかな。波を越える感じや乗り心地はいい。でも、抜群というほどではない。スタート勘は抜群」と、今節の象徴的ともいえる強烈な仕掛けには自信をにじませた。
準優12Rを勝った小野生奈は「乗り心地や行き足の仕上がりは4日目の方が良かった。2日目に整備をしてから普通になったけど、まだ明らかに足は弱い」と慎重なコメント。ともあれ打倒・遠藤を果たした事実は揺るがない。優勝戦は3号艇で、センターから大いに見せ場をつくる。
準優12Rで2着に甘んじた遠藤エミ(滋賀出身・滋賀支部38歳)【写真上】は「モーター素性で出足はずっといい。伸びは小野(生奈)ちゃんの方が良さそう。またプロペラを思い切ってたたいてみる」と前を向いた。優勝戦は4号艇。カドから大一番での勝負強さを発揮するか。
準優10Rでは今井裕梨(群馬出身・群馬支部42歳)【写真上の右、左は鎌倉涼】が2月28日生まれのバースデーに、2着ながら大殊勲のG1初優出を決めた。レースは逃げた鎌倉涼をめぐる2着争いが激化。2マークを握った香川素子が2番手に浮上と思いきや、今井裕が道中でグイグイと迫り、2周2マークで香川を回して鋭く差し、2着をもぎとった。今井裕はレース前からエース機らしい動きを自覚していたが、レース後は手応えが確信に変わった。「スリット付近がいいし、回った後も良かった。節一と言っても大丈夫」と笑顔。優勝戦は6号艇でも、展開の乱れが多い今節、出番があるかもしれない。
優勝戦メンバーとG1、G2の優勝実績は次のとおり(遠藤エミはSG優勝も1回)。
<鳴門 最終日 12R 優勝戦>
1枠 前田 紗希(埼玉・埼玉)G1V0 G2V0
2枠 鎌倉 涼(大阪・大阪)G1V2 G2V0
3枠 小野 生奈(福岡・福岡)G1V1 G2V1
4枠 遠藤 エミ(滋賀・滋賀)G1V5 G2V4
5枠 渡邉 優美(福岡・福岡)G1V0 G2V1
6枠 今井 裕梨(群馬・群馬)G1V0 G2V0
※()内は出身・支部の順
今節は前田紗希のスタート勘が文句なし。水面コンディションにもよるが、最低でも1コースから先に回れるはず。差し構えの鎌倉涼は足というより安定感あるレース運びが素晴らしい。この内両者を打ち破るなら、モーター強力な今井裕梨もいるが、やはり準優勝戦2着の借りを返すべくカドから攻め込む遠藤エミだろう。














