レースリポート
待望の水神祭を経て
2026.01.26
みなさん、こんにちは。
栗原里奈です。
全国的に大寒波に見舞われる今日この頃。風の強い日も多く、各レース場にも影響が出ています。そんな中で嬉しいニュースが多数飛び交ったのが先日のボートレース多摩川。「ヴィーナスシリーズ第19戦是政プリンセスカップ」での一節間です。まさに、”水神祭ラッシュ”が起きたシリーズで、嬉しい笑顔が飛び交いました。
今回は、その当事者の1人をピックアップします。
登録番号:5314 東京支部 133期 中曽瑠華(ナカソ ルカ)選手
中曽選手は中学生まで陸上やソフトテニスなどスポーツに親しんでいましたが、本格的にボートレーサーを目指したのは、競輪選手である父の「なりなよ」という一言がきっかけなんだそうです。その言葉は冗談半分のようでいて、いつしか胸の奥に残り続けました。やがてその言葉を現実の目標として受け止め、養成所の門を叩くことになった中曽選手。
しかしボートレースの世界は決して甘くなく、養成所での生活は知識も経験も乏しい中での挑戦だらけ。技術だけでなく精神力も試される日々が続きました。それでも家族から届く手紙や、同期との支え合いが折れそうになる心をつなぎ止めたんだそうです。
そして厳しい訓練を乗り越え、2023年11月にプロのボートレーサーとしてデビュー。それからは試行錯誤の連続。同期が次々と水神祭をあげる中、中曽選手は苦戦する日々が続きました。スタートの不安、展開に乗れないレース、積み重なる着外。初1着までに要したレース数は決して少なくなく、その分だけ焦りも重圧も大きかったはずです。
転機は先日の多摩川で開催されたヴィーナスシリーズで訪れました。4日目の第1レースで、インからのトップスタートを決め見事に逃げ切ったのです。デビュー初勝利!これが自身通算298走目での初1着ゴールとなり、待望の水神祭が実現した瞬間でもありました。
多くのファンや関係者に見守られながら水面に投げ込まれる祝福は、中曽選手にとって大きな自信となったようです。師匠である作間章選手との約束をやっと果たせた喜びとともに、今後の更なる飛躍への手応えを感じたというコメントも非常に印象的でした。
この水神祭を経て、中曽選手の走りは一段と安定感を増すのではないでしょうか。
今後はB1級昇格やクイーンズクライマックスでのティアラ獲得など、さらなる目標に向かって挑戦を続ける期待の若手レーサーの1人です。
現在は江戸川オールレディース戦を出走中。
中曽瑠華選手のこれからの活躍にご注目ください。














