レースリポート
尼崎プリンセスカップ 中田夕貴と實森美祐が1分46秒台の快速タイム
2025.12.09
ボートレース尼崎の「ヴィーナスシリーズ第18戦 尼崎プリンセスカップ」(12月7日~12日開催)は9日、予選3日目が終了した。鎌倉涼(大阪出身・大阪支部)が1・1・2・2・3着のオール3連対で予選首位をキープ。予選2位には實森美祐(広島出身・広島支部)、予選3位には海野ゆかり(広島出身・広島支部)の広島勢がつけている。
さてシリーズリーダー争いが激化してきた尼崎。もう1つの争いも過熱しているのがタイムアタック合戦だ。2027年2月多摩川PG1スピードクイーンメモリアル(SQM)の選考期間(2025年12月1日~2026年11月30日)がスタートしたばかりだが、早くも出場権争いがヒートアップしている。
今節の上がりタイムベスト10は以下のとおり。
【今節上がりタイムベスト10】
1位 1分46秒6 中田 夕貴 3日目10R
2位 1分46秒8 實森 美祐 3日目12R
3位 1分47秒1 大廣 咲季 3日目5R
3位 1分47秒1 武井莉里佳 2日目1R
5位 1分47秒2 實森 美祐 3日目3R
6位 1分47秒3 實森 美祐 初日7R
7位 1分47秒4 鎌倉 涼 初日12R
8位 1分47秒5 山口真喜子 3日目9R
9位 1分47秒6 清埜 翔子 3日目11R
10位 1分48秒0 大廣 咲季 2日目3R
10位 1分48秒0 土屋 南 初日9R
中田夕貴(埼玉出身・埼玉支部33歳)【冒頭の写真】が3日目10Rで1コース逃げを決めて1分46秒6を記録。前回の2026年鳴門第2回スピードクイーンメモリアルの尼崎選考タイム1位は守屋美穂と浜田亜理沙が出した1分46秒8だったが、中田はこれを上回るタイムをマークした。
中田はいま女子屈指のスピードで注目度上昇中。今年ここまで節間トップタイムを10回も記録しており、これは女子では渡邉優美と並んでトップタイの数字だ。2026年鳴門第2回スピードクイーンメモリアルには若松選考タイム1位によって出場権を獲得している。4日目以降もどんなタイムを出してくるのか目が離せない。
3日目12Rでは實森美祐(29歳)【写真上】が1コース逃げを決めて1分46秒8をマーク。中田には0秒2及ばなかったが、今節2人目となる1分46秒台の好タイムだった。
實森が今節手にしたモーター57号機は、8月のオールレディースで大橋栄里佳が乗ってデビュー初Vを飾った注目機。實森は今節ここまで5走で3本の展示1番時計を出すなど軽快な走りを見せ、1・5・3・1・1着で予選2位につける好調ぶりだ。4日目は5R1号艇と9R4号艇で登場。逆転の予選トップ通過を狙う戦いとともに、上がりタイムにも注目しておきたい。













