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蒲郡・ガマの女王決定戦 冬のクイーン復活で今井美亜が6年ぶり優勝!

2025.12.07

 ボートレース蒲郡(ナイター)の「オールレディース 三遠ネオフェニックス杯争奪 ガマの女王決定戦」(12月1日~6日開催)が終了した。6日の優勝戦は1号艇の今井美亜(富山出身・福井支部35歳)【写真2枚】が快勝。1コースからコンマ10のトップスタートで逃げ切った。2着には2号艇の谷川里江(愛知出身・愛知支部)、3着には3号艇の山下友貴(静岡出身・静岡支部)が入り、3連単1-2-3で1570円の6番人気となっている。

 勝った今井美亜は2019年12月大みそかの徳山PG1クイーンズクライマックス以来となる約6年ぶりの優勝で通算9V。蒲郡では当地初Vとなった。

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 久々の優勝を手にして表彰セレモニーでは涙がこぼれた。「優勝を全然していなかったので、なんか変に緊張しちゃいました。クイーンズクライマックス以来、と言われるのが嫌で早く更新したいと思っていました。うれしいです。皆さんの応援のおかげです」とあいさつした。今井美亜は2019年クイーンズクライマックスを29歳で制して女子レーサーの頂点に立ったが、その後は思うように成績を伸ばせず苦しい戦いを強いられる日々。年間女子賞金ランキングは2020年が59位、2021年が78位、2022年が98位、2023年が56位、2024年が62位と低迷し、賞金女王戦線からは突き放されるシーズンが続いた。

 しかし今年はここで7優出1Vと復調の気配を見せ、女子賞金ランキングも22位まで上昇。来年はレディースチャレンジカップやクイーンズクライマックス出場を十分に期待していい位置まで、力を取り戻してきたといえるだろう。

 今井美亜は次節12月24日からのびわこ一般戦で2025年シーズンを締めくくり、次々節1月6日からの児島一般戦で2026年シーズンのスタートを切る予定。持ち前のキレ味鋭い走りがよみがえってきた今井美亜に今後ますます注目したい。

 さて6日間の戦いを終えた蒲郡オールレディース。今節はモーターのパワー差が目立つ印象の一節だった。蒲郡の現モーターは今年7月19日に使用開始されており、来年3月に行われるSGボートレースクラシックでもこのモーターが使われる。そこで約3カ月後の大一番も見据えて、今節活躍したモーターを記しておきたい。

・59号機……今井美亜が1・4・1・4・1・1・2・2・1・1・1着で節間7勝のピンラッシュ。約6年ぶりの優勝を手にした。
・54号機……松田真実がデビュー初準優出・初優出。10月のG1蒲郡周年で深谷知博が優出2着に入るなど最近5節で4優出と近況好調。
・57号機……山下友貴が5日目までオール2連対で走って優出3着に入る活躍。
・72号機……武藤綾子が節間10走で8本の展示1番時計をマーク。快速パワーで予選16位に入って準優出した。
・77号機……谷川里江が約1年ぶりの優出。10月のG1蒲郡周年で平本真之が優勝を飾ったモーターが好調を維持。
・34号機……長尾萌加がデビュー初優出。現在3節連続優出中と近況好調な注目機だ。
・26号機……深尾巴恵が展示1番時計を5本出すなど予選8位に入る活躍。平均展示順位1.77を誇る快速モーター。

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