G2福岡レディースチャレンジC　11Rは早くも序盤天王山　渡邉優美と遠藤エミ対決

　ボートレース福岡の「G2第12回レディースチャレンジカップ」（11月25日～30日開催、SGチャレンジカップ併催）は26日、予選2日目が終了した。渡邉優美（福岡出身・福岡支部）が予選首位に立ち、小野生奈（福岡出身・福岡支部）が予選2位に浮上して地元福岡勢がワンツー態勢。予選3位には平高奈菜（愛媛出身・香川支部）がつけている。

　さてシリーズ中盤に入る博多決戦だが、レディースチャレンジカップ3日目の最注目カードはなんといっても11Rだ。

＜福岡 3日目 11R G2予選＞
1枠 渡邉　優美（福岡・福岡）予選1位
2枠 遠藤　エミ（滋賀・滋賀）予選4位
3枠 三浦　永理（静岡・静岡）予選15位
4枠 西橋　奈未（石川・福井）予選5位
5枠 實森　美祐（広島・広島）予選10位
6枠 小野　生奈（福岡・福岡）予選2位
※()内は出身・支部の順

　1号艇は渡邉優美(33歳)【冒頭の写真】。今節ここまで2･2･2着にまとめて予選トップに立っている。この1号艇でしっかり勝ち切って首位固めをしたいところだ。昨年びわこのG2レディースオールスターに続く2つ目の女子G2以上のタイトルを狙ううえで、非常に重要な一戦となってくる。

　渡邉は福岡最近5節で4優出と当地好相性。この5節で1コースは13戦11勝の1着率85％という鉄壁ぶりだ。今節も地元ファンの期待に応えて盤石の逃走を見せるか。

　2号艇は遠藤エミ（滋賀出身・滋賀支部37歳）【写真上】だ。初日ドリーム戦で1コース逃げを決めて好発進。2日目は外枠2走を2･5着とし、予選4位の位置につけている。レディースチャレンジカップで優勝4回の大会最多V記録を誇る遠藤が、今年も優勝争いのカギを握ってきそうな気配だ。

　遠藤は福岡の2コース最近10走が1･1･3･1･2･1･4･1･5･2着で10戦5勝の1着率50％という圧巻の成績。この5勝のなかには2022年G1福岡周年での2コースまくり、2023年SGボートレースメモリアルでの2コース差しと記念レースでの白星も2つ含まれている。福岡の2コースで強い遠藤が、渡邉を相手にどんな勝負を演じるのか。この対決が今節のV争いの序盤天王山といっても過言ではない。

　もう1人の注目は3号艇の三浦永理だ。今年の女子賞金ランキングは現在13位。クイーンズクライマックス出場ボーダーの12位までは約56万円差となっており、これを逆転するには今節優出もしくは最終日の選抜戦1着（賞金75万円）が最低条件となってくる。すなわち予選13位以下に終わって選抜戦進出を逃すと、その時点で逆転の可能性は消える。

　三浦は今節ここまで3･5着で予選15位。まさに崖っぷちの状況だ。3日目は1R2号艇と11R3号艇の2回走り。大勝負の一日となりそうだ。