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G2レディースチャレンジカップのドリーム戦で強い守屋美穂 福岡

2025.11.24

 ボートレース福岡での「G2第12回レディースチャレンジカップ」(11月25日~30日開催、SGチャレンジカップ併催)が25日に開幕する。出場するのは10月31日時点での今年の女子賞金ランキング上位21人(F休み等の選手は除く)。女子トップレーサーが集結してハイレベルなV争いを繰り広げる。

 初日レディースチャレンジカップのメインカードは11Rのドリーム戦。選出順位上位6人【写真下・右から枠番順】が激突する。

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<福岡 初日 11R ドリーム戦>
1枠 遠藤 エミ(滋賀・滋賀)1コース1着79%
2枠 平高 奈菜(愛媛・香川)2コース1着6%
3枠 守屋 美穂(岡山・岡山)3コース1着21%
4枠 渡邉 優美(福岡・福岡)4コース1着10%
5枠 鎌倉  涼(大阪・大阪)5コース1着12%
6枠 川野 芽唯(福岡・福岡)6コース1着4%
※()内は出身・支部の順
※コース別1着率は最近6カ月:2025/5/25~11/24

 この6人はすでに年末のPG1クイーンズクライマックス(大村)出場に当確ランプがともっている状況。今節は過度な緊迫感はない状態で思い切り暴れ回れそうだ。

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 1号艇で登場するのは遠藤エミ(滋賀出身・滋賀支部37歳)【写真上】。今年の獲得賞金は5340万円(11月24日時点)で、2位と3位に約1100万円もの大差をつけて女子賞金ランキング首位を独走している。今節さらに賞金を上積みして5年連続の年間賞金女王へまた一歩近づくか。

 遠藤は最近半年間で1コースは34戦27勝の1着率79%。さすがの成績を残している。ただ気になるのは福岡の1コース成績で、最近10走が2・4・3・1・1・3・1・4・1・1着。10戦5勝の1着率50%とやや苦戦している。今節はしっかり勝ち切ってV争いを優位に進めたい。

 2号艇は平高奈菜。前期勝率6.08で来年1月からのA2降格が決まってしまうなどリズム低調な近況だ。年末に向けてそろそろ調子を取り戻したいところ。今節を復調のきっかけにしたい。

 侮れないのは3号艇の守屋美穂(岡山出身・岡山支部36歳)【冒頭の写真】か。守屋はこれまでレディースチャレンジカップのドリーム戦を5回経験しているが、1・1・2・6・1着で5戦3勝の好成績。2019年は1コース逃げ、2020年は2コースまくりで勝ち、2023年は2コース差しを決めて1号艇の遠藤を破っている。今年もドリーム戦巧者が魅せるのか。

 なお福岡は4~6コースの1着率が全国で最も低いクラスの水面だが、4号艇には福岡最近5節で4優出を誇る渡邉優美、5号艇には最近半年間の全国で5コースから2勝している鎌倉涼、6号艇には最近半年間の全国6コース3連対率が61%もある川野芽唯と軽視できないレーサーがそろっている。大激戦ムードのドリーム戦だ。

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