レースリポート
まくり差し優勢の下関ジュエルセブンカップ 香川素子や樋江井舞らに注目
2025.11.22
ボートレース下関(ナイター)の「オールレディース ジュエルセブンカップ」(11月19日~24日開催)は21日、予選3日目が終了した。地元の清水愛海(山口出身・山口支部)が2・1・1・1・2着で予選首位をキープ。予選2位に櫻本あゆみ(栃木出身・群馬支部)、予選3位に小芦るり華(佐賀出身・佐賀支部)がつけている。
さてシリーズ前半の3日間を終えた下関だが、ここまでの全36レースの決まり手内訳は、逃げ18本、まくり差し7本、まくり5本、抜き4本、差し2本。まくり差しが7本と猛威を振るっているのが特徴だ。
シリーズ後半もまくり差し巧者に注目しておくべきだろう。今節出場メンバーのなかでの今年のまくり差し1着本数ベスト10は以下のとおり。
1 西村 歩(大阪・大阪) 10本
2 清水 愛海(山口・山口) 8本
3 廣中智紗衣(愛知・東京) 6本
4 香川 素子(大阪・滋賀) 4本
4 今井 裕梨(群馬・群馬) 4本
4 櫻本あゆみ(栃木・群馬) 4本
4 喜多須杏奈(徳島・徳島) 4本
4 樋江井 舞(愛知・愛知) 4本
9 新田 芳美(徳島・徳島) 3本
9 中田 夕貴(埼玉・埼玉) 3本
9 間庭 菜摘(福岡・福岡) 3本
9 大石 真央(静岡・静岡) 3本
※()内は出身・支部の順
このなかで4日目にまくり差しを期待したい選手を挙げるなら、まずは香川素子(大阪出身・滋賀支部48歳)【冒頭の写真】か。4日目は1R6号艇と11R3号艇で登場する。香川は前節の芦屋一般戦で5コースまくり差しを2本決めるなど、近況まくり差しが増えているだけに目が離せない。今節はここまで1・4・4・1・1着で予選4位と好調ムード。まくり差しで艇団を割るパワーは十分にある。
10R5号艇の清水愛海も楽しみだ(前半は6R2号艇)。今節は2日目に6コースまくり差し、3日目に4コースまくり差しを決めており、ダッシュからのまくり差しがさえわたっている。今節3本目のまくり差しに期待だ。
若手では134期ルーキーの樋江井舞(愛知出身・愛知支部24歳)【写真上】が見逃せない。樋江井はデビュー通算4勝だが、5コースまくり差しが3本、4コースまくり差しが1本で、通算4勝すべて"まくり差し"だ。4日目は6R4号艇で登場。今節ここまで3・4・2・5・3着で予選23位につけており、このレースが自身2回目の準優出へ勝負駆けになる。まくり差しで予選突破への道を切り開くのか。













