三国プリンセスカップ　井上遥妃が高憧四季相手に22歳8カ月での初Vめざす

　ボートレース三国（モーニング）の「ヴィーナスシリーズ第17戦 三国プリンセスカップ」（11月12日～17日開催）は16日、準優の5日目が終了。17日に行われる優勝戦のメンバーが決まった。

＜三国 最終日 12R 優勝戦＞
1枠 高憧　四季（大阪・大阪）優出24回目3V
2枠 井上　遥妃（徳島・徳島）優出5回目0V
3枠 渡邉　優美（福岡・福岡）優出86回目20V
4枠 西橋　奈未（石川・福井）優出50回目8V
5枠 平山　智加（香川・香川）優出174回目43V
6枠 喜井つかさ（岡山・岡山）優出35回目3V
※()内は出身・支部の順

　予選トップ通過の高憧四季（大阪出身・大阪支部26歳）【写真上】が準優を1コース逃げで快勝。ポールポジションを手にした。高憧は優勝戦1号艇が過去2回あって1･2着という成績。前々節の多摩川レディースVSルーキーズバトルではF艇に攻め込まれる不運もあったが1コースから2着に敗れており、ここで雪辱したいところだ。

　高憧は今年の女子賞金ランキングが現在8位。ここで優勝して賞金99万円を上積みすれば、クイーンズクライマックス初出場がほぼ確実になる状況だ。夢舞台を手繰り寄せる優勝を手にするのか。

　ほかにもクイーンズクライマックス出場権争いの渦中にいるレーサーが2人いる。4号艇の西橋奈未は今年の女子賞金ランキングが10位、5号艇の平山智加が同11位だ。少しでも多くの賞金を上積みしたい一戦になる。

　デビュー初Vをめざすのは2号艇の井上遥妃（徳島出身・徳島支部22歳）【冒頭の写真・中央】だ。今節ここまで2･1･2･1･2･1･1･3･1着でオール3連対という充実の内容。初優勝へ機運は高まっている。

　井上は最近半年間で2コースは13戦4勝の1着率31％と好成績。4勝の決まり手はすべて"差し"だ。この優勝戦でも渾身(こんしん)の差しハンドルで攻め込んでくるのか。22歳8カ月での初優勝へ挑戦する。

　また、最近半年間で3コース1着率36％（14戦5勝）を誇る渡邉優美、4月の津ヴィーナスシリーズ以来となる約7カ月ぶりの優出を果たした喜井つかさと楽しみなメンバーがそろった。