レースリポート
スピードクイーンメモリアル三国代表争い激化 戸敷晃美が1分46秒4の超快速タイム
2025.11.13
ボートレース三国(モーニング)の「ヴィーナスシリーズ第17戦 三国プリンセスカップ」(11月12日~17日開催)は13日、予選2日目が終了した。2日目のメインカード12R「女神ドリーム」は、1号艇の平山智加(香川出身・香川支部)が1コースから逃げ切り成功。2着には3号艇の渡邉優美(福岡出身・福岡支部)、3着には2号艇の倉持莉々(茨城出身・東京支部)が入り、3連単1-3-2で600円の1番人気と大本命決着だった。
さてシリーズ序盤を終えた三国だが、今節注目しておきたいのが「上がりタイム」だ。鳴門PG1第2回スピードクイーンメモリアル(SQM)の選考期間(2024年12月~2025年11月)は残りあと半月ほど。三国では選考期間内の女子レーサー出走は今節が最後となっており、残り4日間で決着がつく。
今節開幕時点での三国選考タイム1位は1分47秒8だった。しかし初日4Rで戸敷晃美(宮崎出身・福岡支部29歳)【冒頭の写真】が破格の1分46秒4を記録して一気に1秒4も更新。三国代表の座へ近づいている。
戸敷は前回の浜名湖第1回SQMの選考では、若松で1位、宮島で3位タイ、徳山で4位、唐津で5位タイなど各地で好タイムを連発。若松代表の座をつかんでSQM出場を果たしている。今回の鳴門第2回SQMの選考でも、浜名湖で1位、三国で1位、びわこで2位、芦屋で4位など好タイムをマーク。2大会連続のSQM出場は確実な状況だ。今節の戸敷は今のところ1・5・2・6着で得点率20位。3日目6Rでは戸敷が5号艇、得点率トップの高憧四季(大阪出身・大阪支部26歳)【写真下】が4号艇という組み合わせがあり、並んだ位置からのスピードの競演が楽しみだ。
今節残り4日間で戸敷の1分46秒4を上回るレーサーが現れるのか。注目どころを挙げるなら、前回の浜名湖第1回SQMに各場の選考タイム1位で出場した平山智加、渡邉真奈美(千葉出身・東京支部)、西橋奈未(石川出身・福井支部)、徳山2位の清埜翔子(埼玉出身・埼玉支部)や、鳴門第2回SQMの選考で多摩川1位の高憧四季、福岡1位の渡邉優美、戸田2位の土屋南(岡山出身・岡山支部)、若松2位の関野文(大阪出身・大阪支部)、常滑3位の藤原菜希(大阪出身・東京支部)らだろう。女子レーサーたちの熾烈(しれつ)なタイム争いから目が離せない。
【鳴門第2回SQM 三国選考タイムベスト10】
1位 1分46秒4★戸敷 晃美(今年11月12日)
2位 1分47秒5★渡邉 優美(今年11月12日)
3位 1分47秒6★平山 智加(今年11月12日)
4位 1分47秒8★竹井 奈美(今年11月12日)
4位 1分47秒8 高憧 四季(今年 3月15日)
4位 1分47秒8 上田 紗奈(昨年12月10日)
7位 1分48秒0 高憧 四季(今年 3月13日)
8位 1分48秒2 西橋 奈未(今年 2月 2日)
9位 1分48秒3★高憧 四季(今年11月12日)
9位 1分48秒3 寺田 千恵(今年 3月 5日)
9位 1分48秒3 遠藤 エミ(昨年12月 1日)
(★は今節のタイム)
なお、今節の三国では初日に公傷のため帰郷した平高奈菜に続き、2日目には竹井奈美も公傷のため帰郷となった。













