三国プリンセスカップ　女子賞金11位の平山智加が2日目ドリームで必勝期す

　ボートレース三国（モーニング）の「ヴィーナスシリーズ第17戦 三国プリンセスカップ」（11月12日～17日開催）が開幕した。12日の初日メインカード12R「女王ドリーム」は地元の西橋奈未（石川出身・福井支部）が快勝。1コースからコンマ11のスタートで逃げ切った。2着には4号艇の高憧四季（大阪出身・大阪支部）、3着には6号艇の土屋南（岡山出身・岡山支部）が入り、3連単1-4-6で2520円の10番人気となっている。なお、竹井奈美が2周1マークで転覆(選手責任外)した。

　2日目のメインカードは12Rの「女神ドリーム」。ダブルドリームの後半戦として行われる。

＜三国 2日目 12R 女神ドリーム＞
1枠 平山　智加（香川・香川）1コース1着71%
2枠 倉持　莉々（茨城・東京）2コース1着11%
3枠 渡邉　優美（福岡・福岡）3コース1着36%
4枠 勝浦　真帆（岡山・岡山）4コース1着6%
5枠 関野　　文（大阪・大阪）5コース1着5%
6枠 清埜　翔子（埼玉・埼玉）6コース1着0%
※()内は出身・支部の順
※コース別1着率は最近6カ月：2025/5/13～11/12

　1号艇には平山智加（香川出身・香川支部40歳）【冒頭の写真】が座る。平山は最近半年間で1コースから31走し、1着22本（1着率71％）、2着5本（2連対率87％）、3着4本（3連対率100％）という成績。1コースで3連対を外したのは4月の平和島戦が最後で、現在1コース32走連続3連対中だ。今節も1号艇で安定した走りを見せるか。

　平山は今年の女子賞金ランキングが現在11位。12位の小野生奈とはわずか約1万円差で、13位の三浦永理とも約22万円差しかなく、PG1クイーンズクライマックス出場ボーダー付近は大混戦だ。平山は今節大きな賞金を上積みし、一歩抜け出して次節の福岡G2レディースチャレンジカップに向かいたいところ。そのためにもこの2日目ドリーム戦は負けられない。

　対抗一番手は3号艇の渡邉優美（福岡出身・福岡支部33歳）【写真上】か。渡邉は最近半年間で3コースは14戦5勝の1着率36％と好成績。2着も5本あって2連対率が71％と非常に高い。なお5勝の決まり手はまくり差し3本、まくり1本、差し1本。このドリーム戦でも自在さばきで先頭争いに加わってきそうだ。

　渡邉が今節手にしたモーター43号機は2連対率5位の好素性機で、これまで20節使用されて5優出2Vの実績。8月の三国周年で大上卓人が乗り、オール3連対VでG1初優勝を飾った注目モーターだ。

　渡邉は初日4･1着の発進。前半2Rでは転覆艇を回避した影響で4着に終わったが、後半11Rでは1コースからきっちり逃げ切っている。ドリーム戦でも期待十分だろう。