三国プリンセスカップ　初日ドリームに当地巧者集結も西橋奈未が逃走へ

　ボートレース三国（モーニング）では「ヴィーナスシリーズ第17戦 三国プリンセスカップ」（11月12日～17日開催）が12日に開幕する。今年の女子賞金ランキング上位勢では2位の平高奈菜（愛媛出身・香川支部）、5位の渡邉優美（福岡出身・福岡支部）、9位の高憧四季（大阪出身・大阪支部）、10位の西橋奈未（石川出身・福井支部）、12位の平山智加（香川出身・香川支部）、15位の勝浦真帆（岡山出身・岡山支部）らが参戦。モーニングレースで熱戦を繰り広げる。

　初日のメインカードは12Rの「女王ドリーム」。ダブルドリームの前半戦として行われる。

＜三国 初日 12R 女王ドリーム＞
1枠 西橋　奈未（石川・福井）1コース1着75%
2枠 藤原　菜希（大阪・東京）2コース1着17%
3枠 平高　奈菜（愛媛・香川）3コース1着14%
4枠 高憧　四季（大阪・大阪）4コース1着29%
5枠 竹井　奈美（福岡・福岡）5コース1着18%
6枠 土屋　　南（岡山・岡山）6コース1着100%
※()内は出身・支部の順
※コース別1着率は最近6カ月：2025/5/12～11/11

　1号艇は地元の西橋奈未(29歳)【冒頭の写真】。三国では通算9優出2Vの実績を誇り、昨年3月の一般戦と今年6月の男女ダブル戦で優勝している。10月に三国で行われた3Daysバトルトーナメントでも1･3･1･3着の活躍を見せて優出3着に入ったのが記憶に新しいところだ。

　西橋は最近半年間で1コースは32戦24勝の1着率75％と上々の成績。地元ファンの声援を味方に、まずは「女王ドリーム」をしっかり勝ち切って流れをつかみたい。

　ただライバルたちも強力だ。2号艇の藤原菜希（大阪出身・東京支部39歳）【写真上】は三国通算4優出2V、3号艇の平高奈菜は三国通算8優出4Vと当地高実績。今節は三国で複数のV歴を持つレーサーが3人いるが、その3人が初日ドリーム戦の1･2･3号艇に並ぶ形となった。V争いの行方を占う大一番といっていいだろう。

　また6号艇の土屋南は約1年1カ月間の長期欠場から復帰して2節目。前節の戸田一般戦では6･1･1･4･1･1着とブランクを感じさせない圧巻の走りを見せ、最終日の選抜戦では6コースまくり差しで3連単2万円台の高配当を出すレースもあった。6コース1着率100%はそのときのものだ。ドリーム戦6号艇でも軽視できないだろう。