宮島プリンセスカップ　小野生奈が逃げ切り当地初V　女子賞金ランク11位でQC圏内へ

　ボートレース宮島でのオールレディース「マンスリーBOATRACE杯宮島プリンセスカップ」（11月5日～10日開催）が終了した。10日、12Rの優勝戦は1号艇の小野生奈（福岡出身・福岡支部37歳）【写真2枚】が圧勝。1コースからコンマ06のトップスタートで他を寄せつけず逃げ切った。2着には大外から差して2マーク巧ターンで回った6号艇の米丸乃絵（熊本出身・福岡支部）、3着には4号艇の實森美祐（広島出身・広島支部）が深尾巴恵を追い上げて入り、3連単1-6-4で6770円の21番人気となっている。

　勝った小野は5月の芦屋オールレディースと8月の徳山ヴィーナスシリーズに続く今年3回目の優勝で通算26V。宮島では6回目の優出で当地初Vとなった。

　小野はこれで優勝賞金125万円を獲得。今年の女子賞金ランキングは前日13位から11位に浮上し、PG1クイーンズクライマックス（QC）の出場圏内に入ってきた。

　ピットに帰投してきた小野は「スタートが…、もしかしたら切っちゃったかと動揺しちゃいました。このあとは久しぶりに(レディース)チャレンジカップに出られるので、思い切ったレースができれば…」と抱負を語った。

　小野は2014～2021年まで8年連続でクイーンズクライマックスに出場していたが、2022年2月～2023年3月まで約1年1カ月間の長期欠場があり、その影響でここ3年間は賞金女王戦線から離れていた。しかし今年は4年ぶりのクイーンズクライマックス出場が射程圏。選考締切（11月30日）までの残り20日間で勝負駆けに挑む。

　次節は11月16日～20日の丸亀一般戦に出場予定。ここでさらに賞金を上積みして次々節の福岡G2レディースチャレンジカップ（11月25日～30日開催）に向かいたい。小野にとって丸亀はまだ優勝歴こそないものの、通算6優出と相性上々の水面。丸亀前走となる今年7月のヴィーナスシリーズでは優出2着の活躍を見せていただけに期待十分だろう。

【2025年女子賞金順位】（11月10日、18時）
1位　遠藤　エミ　51,268,332円
2位　平高　奈菜　41,920,065円
3位　守屋　美穂　41,216,532円
4位　鎌倉　　涼　38,086,466円
5位　渡邉　優美　37,638,000円
6位　川野　芽唯　37,586,000円（優出5着）
7位　浜田亜理沙　35,817,000円
8位　實森　美祐　34,158,066円（優出3着）
9位　高憧　四季　33,541,999円
10位 西橋　奈未　33,228,666円
11位 小野　生奈　32,896,000円（優勝）
12位 平山　智加　32,703,733円
――クイーンズクライマックス出場ボーダー
13位 三浦　永理　32,686,546円
14位 細川　裕子　30,052,813円
15位 勝浦　真帆　29,590,732円
16位 寺田　千恵　29,188,200円
17位 田口　節子　28,730,200円
18位 長嶋　万記　28,455,179円
19位 松尾　夏海　28,290,733円
20位 宇野　弥生　27,701,066円
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22位 大瀧明日香　26,711,479円（優出6着）
35位 米丸　乃絵　22,431,000円（優出2着）
143位 深尾　巴恵 10,962,000円（優出4着）