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多摩川 団体戦は紅組リード 個人戦は準パーフェクトの高憧四季が2節連続V王手

2025.11.02

 ボートレース多摩川での「第16回ボートレースレディースVSルーキーズバトル」(10月29日~11月3日開催)は2日、準優2個レースの5日目が終了した。5日目各レースの1着レーサーと団体戦ポイント獲得状況は以下のとおり。

1R☆金田 幸子 1コース逃げ
2R★高憧 四季 6コースまくり
3R★加藤  綾 2コース差し
4R★川崎 智稔 1コース逃げ
5R★渡邉 優美 2コース差し
6R☆藤田 俊祐 1コース逃げ
7R★石井 伸長 4コースまくり
8R☆佐藤 太亮 1コース逃げ
9R 篠原 飛翔 1コース逃げ
10R 金田 幸子 5コース恵まれ
11R 中島  航 2コース抜き
12R 高憧 四季 1コース逃げ
(※団体戦は1~8R。★はレディースがポイント獲得、☆はルーキーズがポイント獲得)

 5日目は紅組・レディースが5点、白組・ルーキーズが3点を獲得。5日間合計ではレディースが21点(初日から順に5点、5点、3点、3点、5点)、ルーキーズが19点(初日から順に3点、3点、5点、5点、3点)で、紅組・レディースが2点リードして最終日を迎えることになった。

 なお最終日は5~12Rが団体戦対象レースで、団体戦ポイントは5~9Rの一般戦が1点、10Rと11Rの特別選抜戦が6点、12Rの優勝戦が12点となっている。レディースは勝てば2大会連続7回目、ルーキーズが勝てば2大会ぶり10回目の団体戦優勝(団体の優勝チームには1人当たり10万円が支給される)。

 個人戦(優勝賞金115万円)の優出メンバーは次のとおり。枠番は準優1着グループが1・2枠。2着グループが3・4枠。3着グループが5・6枠で、それぞれ予選得点率上位が内枠。

<多摩川 最終日 12R 優勝戦>
1枠 高憧 四季(大阪・大阪)優出23回目3V
2枠 中島  航(千葉・東京)優出3回目0V
3枠 勝浦 真帆(岡山・岡山)優出19回目4V
4枠 仲  航太(神奈川・東京)優出8回目1V
5枠 今井 美亜(富山・福井)優出61回目8V
6枠 濱野 斗馬(香川・香川)優出17回目5V
※()内は出身・支部の順

 高憧四季(大阪出身・大阪支部25歳)【冒頭の写真】の勢いが止まらない。今節ここまで1・2・1・1・1・1・1・1・1着。準パーフェクトの活躍で優勝戦1号艇を手にした。これで前々節の戸田オールレディース(優出2位)と前節の住之江オールレディース(優勝)に続く3節連続優出。そして2節連続Vに王手をかけた。もしレディースVSルーキーズバトルでの女子レーサーの個人戦優勝となれば、2020年丸亀大会での平高奈菜以来で大会史上2人目だ。

 高憧は今年の女子賞金ランキングが現在12位で、PG1クイーンズクライマックス(QC)の出場ボーダーライン上。13位の小野生奈との差は現時点で80万円ほどだが、ここで優勝すれば一気に200万円近くまで広げることができる。この優勝戦はQC初出場に向けての大一番ともいえるだろう。

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 3号艇の勝浦真帆(岡山出身・岡山支部29歳)【写真上】にとっても重要な一戦だ。今年の女子賞金ランキングは現在17位。ここで優勝すれば14位まで浮上できる計算だ。6月の多摩川オールレディースでは優勝戦4号艇で4コースまくりを決め、3連単7万円台の高配当を出して優勝している勝浦が、今節は優勝戦3号艇で当地2節連続Vをめざす。

 ルーキーズチームは中島航、仲航太、濱野斗馬が優勝戦に勝ち上がってきた。約2年7カ月ぶりの優出でデビュー初Vをめざす中島、前節の三国一般戦に続く2節連続優出の仲、2024年鳴門大会に続く2回目の個人戦Vを狙う濱野の3人で、打倒・高憧での個人戦優勝と団体戦ポイント12点の獲得を狙う。

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