レースリポート
蒲郡ヴィーナス A1級キープへ勝負駆けの長嶋万記 3日目は内枠2走で最大の勝負どころ
2025.10.24
ボートレース蒲郡(ナイター)での「ヴィーナスシリーズ第16戦 ムーンライトプリンセス決定戦」(10月22日~27日開催)は23日、予選2日目が終了した。遠藤エミ(滋賀出身・滋賀支部)が1・1・1・2着で予選首位を快走。予選2位に湯淺紀香(群馬出身・群馬支部)、予選3位に宇野弥生(埼玉出身・愛知支部)がつけている。
さて10月も下旬に入り、2026年前期級別審査期間(2025年5月1日~10月31日)は残りわずか8日。今節出場メンバーのなかでA1級ボーダー(現在6.23付近)の近くにいるのは、6.39の大瀧明日香(静岡出身・愛知支部)、6.27の土屋千明(群馬出身・群馬支部)、6.13の長嶋万記(静岡出身・静岡支部)、6.12の刑部亜里紗(静岡出身・静岡支部)といった顔ぶれだ。
特に注目したいのは長嶋万記(44歳)【冒頭の写真】だ。長嶋は現在2期連続でA1級をキープしているが、今期は勝率6.13となっておりA2級降格の危機。今節が今期ラストの出走予定で、勝負駆けの大事な一節となっている。
今節ここまで2・5・2・1着で予選7位と上々の成績。手にしたモーターは2連対率40位タイの低勝率機だったが、4走で3本の展示1番時計を出すなど軽快な舟足を見せている。
今節残り4日間を8走61点(1走平均7.63)程度のペースで走れば現状A1級ボーダーの6.23に届く計算。ハードルは高いがチャンスは十分だろう。3日目は5R2号艇と11R1号艇の内枠2回走りで登場。大きく勝率アップしたい一日になる。A1級キープに向けて最大の勝負どころといえるかもしれない。
刑部亜里紗(28歳)【写真上】も注目だ。今期勝率6.12としており、デビュー8期目でのA1級初昇格が狙える位置にいる。
今節はここまで4・2・3着で予選20位。手にしたモーターは2連対率45位の低勝率機で、2日目9Rでは1号艇で3着に敗れるなどやや苦戦している印象だ。
3日目は5R3号艇と12R2号艇で登場。巻き返しを図りたい一日になる。現状A1級ボーダーの6.23付近に届くためには残り4日間で8走62点(1走平均7.75)程度のペースが必要。もう大崩れはできない崖っぷちの状況で刑部がどんな走りを見せるのか注目したい。刑部も今節が今期のラストランだ。













