
レースリポート

高憧四季が差して地元住之江初V達成! 女子賞金11位へ急浮上でQC出場圏内へ
2025.10.22
ボートレース住之江(ナイター)での「オールレディース第36回アクアクイーンカップ」(10月16日~21日開催)が終了した。21日の優勝戦は4号艇の高憧四季(大阪出身・大阪支部25歳)【写真2枚】が快勝。3号艇の清埜翔子(埼玉出身・埼玉支部)が3コースからまくって攻め、高憧が4コースから展開を突いて差し抜けた。2着は清埜。3着には6号艇の原田佑実(愛知出身・大阪支部)が入り、3連単4-3-6で1万5260円の49番人気。1号艇の関野文は通算22回目の優出で悲願のデビュー初Vを狙ったが、5着に敗れた。
勝った高憧は昨年11月の常滑一般戦以来となる約11カ月ぶりの優勝で通算3V。地元住之江では初Vとなった。これで優勝賞金125万円を獲得し、今年の女子賞金ランキングは前日13位から11位に浮上。年末のPG1クイーンズクライマックス(QC)の出場圏内に入ってきた。

勝ち上がりのピットと表彰セレモニーで高憧は「初めて住之江で結果を出せて、めっちゃウレシイです。無事故で、少しでも前を走れるように頑張っていきたいです。地元で優勝することが1つの目標でした。やっと達成することができました」と喜びを語った。
高憧は8月末の時点では女子賞金ランキング23位という位置だったが、9月の若松ヴィーナスシリーズで優出6着、10月の戸田オールレディースで優出2着、そして今節の住之江オールレディースで優勝と、9月以降に5節走って3優出1Vの大活躍。9月以降の2カ月弱で賞金を約910万円も上積みしており、これは女子トップの数字だ(※2位は西橋奈未で約796万円)。
猛烈な勢いで賞金女王戦線をかき回し始めた高憧が、QC初出場の切符をつかむのか今後も目が離せない。次節は10月29日からの多摩川ボートレースレディースVSルーキーズバトルに参戦する。
清埜翔子は果敢にまくって攻めたが、惜しくも優勝ならず。それでも2着賞金85万円の貴重な上積みを果たし、今年の女子賞金ランキングは前日22位から21位に浮上した。なお17位の田口節子が21日にフライングを切って、レディースチャレンジカップ(LCC)はF休みになる。
【2025年女子賞金順位】(10月21日現在)
1位 遠藤 エミ 47,481,332円
2位 平高 奈菜 40,475,065円
3位 鎌倉 涼 36,953,466円(優出4着)
4位 渡邉 優美 36,537,000円
5位 守屋 美穂 36,210,532円
6位 川野 芽唯 34,663,000円
7位 浜田亜理沙 34,493,000円
8位 西橋 奈未 32,341,666円
9位 實森 美祐 31,430,066円
10位 平山 智加 31,083,733円
11位 高憧 四季 30,173,999円(優勝)
12位 三浦 永理 29,865,546円
―――クイーンズクライマックス出場ボーダー―――
13位 小野 生奈 29,589,000円
14位 寺田 千恵 28,171,200円
15位 勝浦 真帆 27,364,732円
16位 細川 裕子 27,288,813円
17位 田口 節子※27,123,200円
18位 長嶋 万記 26,129,179円
19位 松尾 夏海 25,873,733円
20位 海野ゆかり 25,757,000円
21位 清埜 翔子 25,477,000円(優出2着)
―――レディースチャレンジカップ出場ボーダー――
22位 宇野 弥生※25,475,066円
23位 関野 文 24,438,000円(優出5着)
24位 岩崎 芳美 24,271,133円
25位 大瀧明日香 24,229,479円
|
60位 小池 礼乃 16,982,159円(優出6着)
89位 原田 佑実 13,781,160円(優出3着)
(※田口節子、宇野弥生はF休みによりレディースチャレンジカップ不参加)