住之江アクアクイーンカップ　女子賞金13位の高憧四季と悲願初V狙う関野文が熱闘対決！

　ボートレース住之江（ナイター）での「オールレディース第36回アクアクイーンカップ」（10月16日～21日開催）は20日、準優の5日目が終了。21日に行われる優勝戦のメンバーが決まった。

＜住之江 最終日 12R 優勝戦＞
1枠 関野　　文（大阪・大阪）1コース1着41%
2枠 小池　礼乃（福岡・福岡）2コース1着0%
3枠 清埜　翔子（埼玉・埼玉）3コース1着8%
4枠 高憧　四季（大阪・大阪）4コース1着25%
5枠 鎌倉　　涼（大阪・大阪）5コース1着13%
6枠 原田　佑実（愛知・大阪）6コース1着0%
※()内は出身・支部の順
※コース別1着率は今期（2025年5月～）

　予選1位だった高憧四季と予選2位だった鎌倉涼が準優1号艇で2着に敗れる波乱。予選3位で準優9Rを逃げていた関野文（大阪出身・大阪支部31歳）【写真下】に優勝戦のポールポジションが巡ってきた。

　関野は今期1コースで22戦9勝の1着率41％とやや苦戦気味。ただ今節ここまで1号艇が2回があり、いずれもきっちり逃げ切っている。2連対率4位の好モーター33号機をハイパワーに仕上げており、優勝戦でも逃げ切る力は十分だ。通算22回目の優出で悲願のデビュー初Vへ。地元で水神祭をめざす。

　互角以上の戦いとなるのは、やはり4号艇の高憧四季（大阪出身・大阪支部25歳）【冒頭の写真】だろう。今節ここまで1･1･1･1･1･1･1･2･2着。開幕7連勝を飾るなど圧倒的なパワーでシリーズを席巻してきた。準優11Rでは小池礼乃の強烈まくりに敗れて2着とポールポジションを取り逃がす悔しい展開となったが、優勝戦4号艇でも勝ち切るチャンスは十分すぎるほどある。

　高憧は今年の女子賞金ランキングが現在2884万円で13位。年末のPG1クイーンズクライマックス出場ボーダー（現時点で12位の小野生奈）まで約74万円差だ。今節は優勝戦1着が賞金125万円、2着が賞金85万円となっており、2着以内に入ればベスト12圏内に入ってくる計算。この優勝戦は少しでも大きな賞金を加算しておきたい重要な一戦になる。

　そのほかにも2号艇には5日目連勝を飾って勢いに乗る小池礼乃、3号艇には同じく5日目連勝し、準優10Rでは3コースまくりを決めて鎌倉涼を破った清埜翔子、5･6号艇には鎌倉涼と原田佑実の地元大阪勢と楽しみなメンバーがそろった。それぞれに可能性がある好カードだ。