
レースリポート

芦屋ヴィーナス 地元から渡邉優美や大山千広ら7人が準優出 優勝戦ピット独占も
2025.10.13
ボートレース芦屋(モーニング)の「ヴィーナスシリーズ第15戦スポニチ杯」(10月10日~15日開催)は13日、4日目が終わって予選の得点率争いが終了した。
シリーズリーダーは渡邉優美(福岡支部・福岡支部33歳)【冒頭の写真】と川野芽唯(福岡支部・福岡支部)による大激戦に。渡邉が1・1・1・3・2・1・1着の得点率9.57、川野が3・1・2・1・1・1・1着の得点率9.57で、2人が得点率、上位着位で並んだ。これにより最高タイムの勝負となり、渡邉が1分46秒5、川野が1分47秒7のため、渡邉優美が予選トップ通過を果たしている。
準優勝戦の組み合わせは以下のとおり。地元の福岡支部から7人が準優出し、10Rに2人、11Rに2人、12Rに3人とうまく分散した。優勝戦のピット独占も夢ではない展開だ。
<芦屋 5日目 10R 準優勝戦>
1枠 小野 生奈(福岡・福岡)通算118優出25V
2枠 田口 節子(岡山・岡山)通算254優出76V
3枠 松尾 夏海(愛媛・香川)通算43優出5V
4枠 米丸 乃絵(熊本・福岡)通算8優出0V
5枠 刑部亜里紗(静岡・静岡)通算9優出0V
6枠 片岡 恵里(岡山・山口)通算46優出5V
※()内は出身・支部の順
準優10Rでカギを握るのは2号艇の田口節子だろう。今期(5月~)2コースは15戦8勝で1着率53%という驚異的な強さだ。前々節の児島オールレディースと前節の大村オールレディースに続く3節連続Vをめざしている田口が準優を突破してくるのか注目が集まる。
3号艇の松尾夏海も侮れない。前節の若松一般戦では準優で3コースまくり差し、優勝戦でも3コースまくり差しを決めて優勝している。今節も同じ展開に持ち込むことを狙ってきそうだ。
<芦屋 5日目 11R 準優勝戦>
1枠 川野 芽唯(福岡・福岡)算98優出18V
2枠 小芦るり華(佐賀・佐賀)通算19優出1V
3枠 大橋栄里佳(福岡・福岡)通算14優出1V
4枠 藤原 早菜(岡山・岡山)通算2優出0V
5枠 蜂須 瑞生(群馬・群馬)通算11優出1V
6枠 藤原 菜希(大阪・東京)通算45優出9V
準優11Rは川野芽唯の独壇場か。今期1コースは34戦28勝で1着率82%の好成績。現在1コース9連勝中だ。川野は今節ここまで3・1・2・1・1・1・1着で、2日目後半から1コース逃げ、2コースまくり、1コース逃げ、4コースまくり差しで4連勝と勢いに乗っている。5日目は3R3号艇と準優11R1号艇で連勝を伸ばすのか目が離せない。

<芦屋 5日目 12R 準優勝戦>
1枠 渡邉 優美(福岡・福岡)通算84優出19V
2枠 平山 智加(香川・香川)通算172優出43V
3枠 大瀧明日香(静岡・愛知)通算148優出10V
4枠 大山 千広(福岡・福岡)通算65優出19V
5枠 寺田 千恵(福岡・岡山)通算360優出75V
6枠 中川 りな(福岡・福岡)通算23優出3V
準優12Rには地元福岡勢が3人登場。なかでも注目は4号艇の大山千広(福岡出身・福岡支部29歳)【写真上】だろう。大山は約2年間の長期欠場を経て9月にカムバック。復帰戦となった前節の唐津一般戦では予選を12位で通過したものの、5日目に前半4Rでフライングを切って賞典除外となり、後半12Rの準優を走る前に優出の権利を失うという残念な結果だった。
今節の大山はここまで3・3・2・4・1・2着。くしくもまた予選12位になった。前節の雪辱を期し、5日目は7R2号艇と準優12R4号艇で登場。もし優出となれば2023年9月の浜名湖ヴィーナスシリーズ以来で約2年1カ月ぶりとなる。