
レースリポート

芦屋ヴィーナス 今期残り20日 A1級勝負駆けの小芦るり華や大瀧明日香ら注目
2025.10.11
ボートレース芦屋(モーニング)での「ヴィーナスシリーズ第15戦スポニチ杯」(10月10日~15日開催)は11日、予選2日目が終了した。2日目メインカードの12R「アシ夢ドリーム」は、1号艇の川野芽唯(福岡出身・福岡支部)が1コースから逃げ切り快勝。2着には2コースから差した2号艇の田口節子(岡山出身・岡山支部)、3着には6コースから最内を差した6号艇の米丸乃絵(熊本出身・福岡支部)が入り、3連単1-2-6で2600円の9番人気となっている。
さて10月も半ばに入り、2026年前期級別審査期間(2025年5月1日~10月31日)は残り20日間の大詰め。今節出場メンバーのなかでA1級ボーダー(※現在6.23あたり)付近にいるレーサーには、大瀧明日香(静岡出身・愛知支部46歳)【写真下】、小芦るり華(佐賀出身・佐賀支部28歳)【冒頭の写真】、刑部亜里紗(静岡出身・静岡支部)らがいる。

大瀧明日香は今期勝率6.32。3期連続のA1級キープに向け、今節の芦屋ヴィーナスシリーズと次節の地元蒲郡ヴィーナスシリーズ(10月22日~27日開催)で勝負駆けの状況となっている。
大瀧は今節ここまで1・3・4着で予選7位。手にしたモーター38号機は2連対率5位の好素性機で、前節の一般戦では上平真二が優出2着に入った注目機だけに、パワーを引き出して自身の勝率アップを図りたい。3日目は4R1号艇と9R5号艇で登場。特に4Rの絶好枠は負けられない一戦になる。
小芦るり華は今期勝率6.28で今節を迎えたが、初日に4・5着と崩れて6.22までダウン。A1級ボーダーの下へ転落した。しかし2日目に1コース逃げと4コースまくりで鮮やかな連勝劇。これで6.28まで挽回に成功している。
小芦は最近5期の級別がA1・A2・B2・B1・A2。2023年後期にA1級初昇格を果たすも、そのあとは2期連続のF2となっててB2級まで落ちるなど苦しい時期を過ごしてきた。今期は5期ぶり2回目のA1級が狙える位置。しっかりつかみ取りたいところだ。3日目は10R6号艇の1回走りで登場する。
刑部亜里紗は今期勝率6.13。これまでの自己ベストは前々期の6.10だが、それをわずかに上回る数字を現在キープしている。A1級初昇格へ挑戦できる状況だ。
刑部は今節ここまで2・6・1・2着で予選9位。初日にドリーム戦6号艇で手痛い6着大敗があったが、2日目に1コース逃げを決めるなど1・2着で巻き返してきた。3日目は3R5号艇の1回走りで登場。今期5コースは3連対率56%と安定した走りを見せているだけに楽しみだ。