
レースリポート

児島オールレディース 減量などで現在初A2 攻める豊田結に注目!
2025.09.07
ボートレース児島の「G3オールレディース 第37回瀬戸の女王決定戦」が8日に開幕する。
優勝候補筆頭格は地元の守屋美穂と田口節子。この2人を、浜名湖レディースチャンピオンを制した鎌倉涼やG1ウイナーの平山智加などが追うシリーズ展開となりそうだ。
一方、こうした上位陣以外にも注目したいレーサーがいる。今期初めてA2級に昇格した豊田結(静岡出身・静岡支部32歳)【写真2枚】である。

「出産や子育てでお休み(直近では2023年1月~2024年10月)をいただいたんですが、その間の体調管理と、練習の中でつかむものがあり成績につながっていると思います」とは、きょう児島前検日の発言。
「56キロだった時期もあったんですが、減量によってターン時のかかりや抜けに変化を感じました。当然、軽い方がいいんですが、大きかったのは初動で踏み込めるようになったこと。めざしている攻めるレースができるようになりました」と屈託のない笑顔で話してくれた。人を元気にさせるレーサーである。
ちなみに前検日の計測体重は51.5キロ。本人としては決してハンデとなるイメージではないそうだ。参考にしたい。
「プロペラは回転がスムーズに上がる方向性の調整が基本。その方が乗りやすさがあって思い切ったターンができるので…」と教えてくれた豊田結。
そもそもデビュー当時からまくり志向だったが、単に気持ちだけでなく、乗り方や機力の裏付けを伴わせることで進化しているのが今。「減量できたのは子どもたちのおかげです」というママさんレーサーの奮闘を、期待をもって注視したいシリーズだ。
初日は2R6号艇と7R4号艇で、高配当にも期待できる。