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レースリポート

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浜田亜理沙、長嶋万記、渡邉優美ら江戸川久々もヴィーナスシリーズ主力形成

2025.09.02

 ボートレース江戸川では24日に「ヴィーナスシリーズ・Yes!銀座高須クリニック杯」(準優2個レース制・優勝賞金100万円)が開幕する。


 今節はヴィーナスシリーズ第13戦。浜田亜理沙、西橋奈未をはじめ、女子屈指の巧腕が参戦する豪華メンバーでの1節。1日は前検日だったが、残念ながら波高15センチ、加えて海から入ってくるうねりで水面は荒れ模様。スタート練習は中止となり、タイム測定のみが行われた。そのタイム測定で1番時計をたたき出したのは間庭菜摘で計測タイムは6秒79。2位・関野文の6秒91を大きく突き放す破格の時計だった。

 モーター抽選ではその間庭をはじめ、大澤真菜、内山七海、中尾優香、樋江井舞ら伏兵寄りのメンバーにトップ級のモーターが渡った。

 節の主力メンバー集結の12R江戸川選抜は1枠に浜田亜理沙(広島出身・埼玉支部37歳)【冒頭の写真】。当地は2023年10月ファン感謝3Days以来と約2年ぶりの参戦で、水面ブランクは少々気がかり。ただ相棒の18号機は出足系の中堅上位機で近況ムードは悪くなく、抽選面では合格ラインか。前検の浜田は「かぶろうと思ったけどかぶれないし、川だなって感じ…。でもモーターは長田さん(前操者の長田頼宗が準優勝)の成績が良かったので、このままいってみる」と話していた。水面感覚への順応が鍵となりそうだ。

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 浜田のライバルは長嶋万記(静岡出身・静岡支部44歳)【写真上・左】と、渡邉優美(福岡出身・福岡支部32歳)【写真上・右】になりそうな気配。長嶋は本人も「江戸川は好きな水面」と話すとおり、過去の当地成績も6優出2Vと優秀だ。タッグ機となった61号機も直線系はかなりポテンシャルが高い。長嶋も浜田と同じくファン感謝3Days以来約2年ぶりの当地。そして渡邉優美は2020年11月高須クリニック杯以来、約5年ぶりの当地とブランクはあるが、こちらもモーターはレース足系の期待値がかなり高い62号機とあって、実戦気配に注目となる。

<江戸川 初日 12R 江戸川選抜>
1枠 浜田亜理沙 (広島・埼玉)
2枠 長嶋 万記 (静岡・静岡)
3枠 今井 裕梨 (群馬・群馬)
4枠 渡邉 優美 (福岡・福岡)
5枠 高憧 四季 (大阪・大阪)
6枠 西橋 奈未 (石川・福井) 
※()内は出身・支部の順

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 予選スタート組では倉持莉々(茨城出身・東京支部31歳)【写真上は左から清埜翔子、倉持莉々、中田夕貴、関野文】に注目。前検時点の今期勝率(5月~)は70走して6.89と7点台にも迫る勢い。相棒の56号機は直線系を軸にした好調機で、期待値は高め。波風はやや苦手なタイプではあるが、能力的には選抜組にも引けを取らない存在だ。初日は9R1号艇1回乗りで、じっくり調整に取り組んで実戦に挑めるのも好材料。

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