
レースリポート

2026年前期勝率審査対象期間はあと2カ月 期ごとに上昇中の井上遥妃
2025.08.31
地方によって若干の違いはあるが、多くの小中学校と高校はきょう8月31日で夏休みが終了。あす9月1日から“新学期”が始まることになる。
ボートレースにも“新学期”なるものがあり、5月1日と11月1日が新学期の始まりにあたる。つまり、4月30日と10月31日が“期末”である。

その期末を見すえ、どのレーサーも勝率勝負に挑むことになるが、ファンの熱視線を浴びている女子レーサーがいる。徳島支部の131期生・井上遥妃(22歳)【写真2枚】である。
2022年11月鳴門でデビューすると、1.93→2.98→3.56→4.73→5.27(今期適用)と一度も期間勝率を落とすことなく現在に至っているのだ。
加えて、来期・2026年前期勝率(審査期間・今年5月1日~10月31日)は6.15(8月31日時点)で、例えば4月30日に締め切られ、7月1日からすでに適用されている2025年後期のA2ボーダー勝率は5.47だったが、井上遥妃はそれを大きく上回っている。
ちなみに2025年後期のA1ボーダー勝率は6.26だったが、井上遥妃は9月20日から10月19日がフライング休みの関係でA1に必要な90走をクリアできるかどうかは10月末のあっせん次第。現在71走の井上遥妃のあっせんは9月14日から19日まで若松で開催されるヴィーナスシリーズまでが入っている。A2の基準も今期から80走以上にハードルが上がったが、それは9月中旬の若松で満たせる見込み。
階段を一段一段昇っていくのが井上遥妃流。初A2に近づき、期末のさらなるあっせん次第ではA1の可能性も残すので、その1走1走に期待を寄せたい。とりわけ1着率25.9%(2024年11月~2025年8月)を誇る3コース戦に注目したいところ。高配当につながる可能性は小さくない。